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私の東大合格体験記 part27


体験記
2023年8月20日

私の東大合格体験記 part27

どうも、フジです。

過去の記事のリンクは最後に載せていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。

目指せ過去最高得点

東大入試、ラストは英語。

1日目に国語と数学、2日目の午前中に世界史•地理と、ここまでかなりハードなスケジュールをこなしてきての、最後の教科です。

試験時間は120分。東大の問題を解いたことがない人にはかなり長いように見えるかもしれません。解いたらわかります。めちゃくちゃ時間がないんですよ。120分間、一息つけるタイミングなんて一瞬もありません。ぶっちゃけ「ここから英語か…」と、ちょっとだけ気が重かったです。

東大に合格したいなら、英語は最低でも120点満点中70点は必要だと言われています。東大模試は何度も受けてきましたが、英語が70点を超えたことはほとんどありません。が、私の目標点は80点です。

英語も英語で、運に左右される部分は当然ありました。

自由英作文のテーマが書きやすいものであること、思考時間ゼロでパッと書ける和文英訳が出題されることの2つが、自分のプラン通りの時間配分で事が進むための条件。

さらに、80点オーバーという目標は、

①10点の要約問題(1A)と20点の英作文(2AB)、15点の英文和訳(4B)の3つの記述問題で少なくとも半分は点を取れていること
②30点(2点×15問)のリスニング問題(3ABC)で16点以上取れていること
③時間の都合上ほとんど時間をかけることができない誤文訂正(4A/2点×5問/5択の選択問題)でミラクルが起こること
④その他の問題で平均くらいの点数が取れること

以上の4つを前提としていまして。
①②クリアの見込みは6割くらい、③クリアの見込みは未知数、④は「死に物狂いで頑張ろう」。こんなノリで望んでおります。

これら全てを満たしてようやく70点〜80点を狙える…という。
ぶっつけ本番で、運良く過去最高得点を叩き出そうとしているって話です。

試験中のことはよく覚えていません。

時間はかなりカツカツでした。

でも記述問題はスムーズに解くことができました。

リスニングの音声は聞き取りづらくて困りました。

結局4Aは最後の1分で、適当にbcbcbと答えました。

試験終了。

受験からの解放

英語の試験が終わるとともに、私の受験生生活は幕を閉じます。
まあ、受験から解放されたと実感したのは、また随分と後の話ですが。

私立、後期の出願はしておらず、東大一本で臨んでいたんです。不合格だった場合のプランなんて、一度も考えたことはありませんでした。駿台お茶の水や河合本郷で浪人することは金銭的に不可能なので、本来であれば考えておくべきだったのでしょうが。散々運だ運だと言っておいて、びっくりですよね。

自分にできる全ての努力をしたという確信があったので、「これで無理なら何年浪人しても東大は無理だ」と思っていたし、逆に「これだけやったんだから運も味方についてくれるに決まっている」とも思っていました。だから英語の試験が終わった後は清々しい気持ちでしたし、「なるようになるよね」と、解散を待ちました。

校門を抜けると、高校の先生が出迎えてくれましたね。高校に思い入れはなかったし、先生ともそんな親しかった記憶はありませんでしたが、校門前で待っていてくれたみたいなので握手だけしたかな(笑) いびきがうるさかった父とは渋谷で合流。母と祖父母には、電話で無事を報告し、帰りの新幹線に乗りました。

私は途中父と別れて新幹線を降り、ずっとサンドバッグになってくれていた(受験生の戯言を快く聞いてくれていた)先輩に会いに行きました。夜ご飯と銭湯に連れて行ってもらって、非常にリラックスした時間を過ごしました。解答速報が出るや否や、英語のリスニング(3ABC)と誤文訂正(4A)の答え合わせをしたのが懐かしいです。リスニングは16点(15問中8問正解)、誤文訂正は6点(5問中3問正解)で、その他記号問題は全体を通して3ミスだったかな。めちゃくちゃ喜びました。


【過去の記事はこちら】
小学校・中学校
part1, part2, part3

高校1年生
part4(地方公立高校でよかった)
part5(部活を辞めて帰宅部になった話)
part6(夏休みの過ごし方)
part7(文化祭・体育祭と勉強の両立)
part8(私の文理選択)
part9(冬休みの過ごし方)

高校2年生
part10(高2最初の実力テストの罠)
part11(高2で受験する志望校の冠模試)
part12(分析の重要性)

高校3年生
part13(赤本のご準備を)
part14(高3夏の東大模試)
part15(東大模試分析)
part16(高3の学校行事)
part17(高3秋の東大模試)
part18(センター地理対策)
part19(東大地理対策)
part20(センター試験本番)
part21(志望校確定)
part22(共通テスト後の過ごし方)
part23(決戦前日)
part24(国語)
part25(数学)
part26(世界史・地理)

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!