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私の東大合格体験記 part18


地理
2023年7月6日

私の東大合格体験記 part18

どうも、フジです。

過去の記事のリンクは最後に載せていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。

地理の勉強

私はずっと地理が苦手でした。
地理は暗記作業が必要不可欠な教科ですが、英単語ほどシンプルなわけでもなく、かといって世界史のようにストーリー性もない。「直前の詰め込みでなんとかなる」という言説に甘えて、自分の勉強スタイルの模索をサボり続けていたんですよね。

そのせいで、高校2年生の頭から習い始める地理ですが、高校3年生半ばまでずっと、定期テストでは平均点に届くか届かないかくらいのなんとも言えない点数しか取ったことがありませんでした

正直、センター試験くらいならなんとかなるでしょと思っていた部分もあります。

ですが、高3夏の東大模試で地理は19点(60点満点/駿台)と7点(60点満点/河合)。東大合格には、最低でも30点は欲しいところなので、流石にやらないとマズいなとこの頃になってようやく思い始めます。

ちなみに、その3ヶ月後の高3秋の東大模試では、19点(60点満点/代ゼミ)と7点(60点満点/河合)で、実力が上がったのかと言われると怪しい結果です。

さらに言うと、東大入試本番では運良く30点を超える点数を取ることができましたが、「運良く」と自分で言ってしまうくらいに、最後まで自信がありませんでした。

したがって、ここで堂々と勉強法について語れるほどではないという自覚があるのですが、参考程度にはなるかと思わなくもないので書き記す次第です。

センター試験の勉強は...

2次試験の話をする前に、まずはセンター試験(今で言うところの共通試験)の話をしましょう。

二次試験で地理を使うのは、東大受験生くらいですからね。

センター試験タイプの模試の地理の成績ですが、一度も9割に到達したことはなかったと思います(運良く到達したことはあったかもしれないが、記憶にない)。そして本番の点数も確か89点と、9割には届きませんでした

センター地理の何が難しいって、「ただ暗記するだけじゃ高得点は取れない」ということ。

地図帳や白地図に自分で色々書き込んだり、コピー用紙に内容をまとめたり、データを無理矢理丸暗記したりと、ありとあらゆる手を駆使して必要な情報はインプットしましたが、それでもなかなか9割に届かないんですよ。知識量も当然重要なのですが、知識を身につけた上で、論理的な思考を問うてくる問題が多々あるのです。安定して9割を超えるような人は、周りを見渡してもほとんどいなかったように思います。

国数英と世界史では、強気に「二次試験の勉強をしていればセンター試験でも点が取れるだろう」というスタイルをとっていたのですが、自信のない地理に関してはその逆で、「センター試験で点が取れる思考法を身につけて初めて二次試験で点が取れる」と考えてしまっていました。そのため、地理以外の教科では本番1週間前からしかセンター試験対策をしていないのに対し、地理だけは夏休み明け頃からセンター試験の過去問をたまに解いてみたりしていました。

論理的思考が大事とはいえ、結局のところ8割前後までは知識の有無で勝負できる範囲なので、勉強時間のほとんどは暗記作業でした。センター試験直前まで知識の詰め込みは続きましたね。暗記と復習の繰り返しです。

高校3年生の夏休みごろから(真剣に)取り組んでいたのですが、平日だと1日あたり1時間以上かけるような日は滅多になかったかなと思います。休日であれば、勉強時間自体が平日よりも多くなりますし、その分地理に割く時間も長くなっていたんじゃないかな。それでも2時間以上やるようなことはなかったはずです。毎日2~3時間やっていた世界史と比べると、かなり優先度は低かったです。

ぶっちゃけた話をすると、高校3年生の夏以降に1日1時間弱の勉強をするだけでセンター試験ではそこそこの点数になるので、日本史を突き詰めるコストと比較すれば、かなり割がいい教科ではあると思います。ただ、割の良さの代償として、9割を安定して超えることの難しさがやや高。個人的な意見にはなりますが、8割取れる地理で9割を目指すくらいなら、他の教科の勉強をしたほうがいいんじゃないないかなと。

次回は東大二次の地理対策についてです。

小学校・中学校
part1, part2, part3

高校1年生
part4(地方公立高校でよかった)
part5(部活を辞めて帰宅部になった話)
part6(夏休みの過ごし方)
part7(文化祭・体育祭と勉強の両立)
part8(私の文理選択)
part9(冬休みの過ごし方)

高校2年生
part10(高2最初の実力テストの罠)
part11(高2で受験する志望校の冠模試)
part12(分析の重要性)

高校3年生
part13(赤本のご準備を)
part14(高3夏の東大模試)
part15(東大模試分析)
part16(高3の学校行事)
part17(高3秋の東大模試)

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!