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私の東大合格体験記 part11


体験記
2023年6月27日

私の東大合格体験記 part11

どうも、フジです。

もう梅雨は明けたのでしょうか。今年ももう夏ですね。東大合格体験記シリーズもようやく高校2年生の夏休みまでやってきました。もうしばらくお付き合いください(笑)

この記事だけで完結するようにはしていますが、先に part10 までを読んでいただけると幸いです。
最後にリンクを載せています。

高2の夏も平常運転

高校2年生の夏がやってきます。
高校2年生は中だるみしやすいと言われていますが、夏休みは高校2年生の1年間のど真ん中ですから、中だるみ警報が発令されています

高校1年生の時の夏休みは、帰宅部友達と一緒に勉強していたのですが、高校2年生の夏休みはずっと1人で勉強していましたね。さすがに「受験勉強」の意識も強まり、効率性を重視するようになったということでしょう。放課後に教室に残って友達とワイワイしながら勉強をしている人たちはわりといましたが、「この人たちは1年遅れてんな」なんて思いながら、私はそそくさと塾の自習室に向かっていました。

夏休み中は1度も友達と遊んでいません。自習室に行く前に昼ごはんを一緒に食べるくらいはしたかな?なんにせよ、ほとんど勉強漬けの日々です。

ただ、勉強内容は相変わらず基礎的な部分が中心でした。

ここは結構重要ですね。
確かに高校2年生の夏休みともなると、文系であれば社会を除いて受験に必要な範囲はほぼ習い終えているわけです。「そろそろ赤本を携帯する時期かしら?」なんて思っちゃいますよね。でも、高2夏の私はまだ赤本は触ったことがありませんでした。

英単語の復習に1時間。英文法等諸々に30分。古文単語、文法の復習に30分。漢文の文法の復習に30分。世界史をまとめるのに3時間…。

このメニューは毎日必ずこなしていたと記憶しています。暗記した基礎内容を忘れないようにする作業に時間をかけていましたね。これをこなした上で、余った時間をどうするか。青チャートか赤チャートかを解いて、最後ちょろっと英文やら古文やらを読む、と。

焦る必要はないと思います。
このシリーズを通して、もう何度言ったかわかりませんが、基礎が大事なんです。英語だって単語と文法が完璧ならある程度は読めるようになりますし、数学だって最難関を狙わない限りは青チャートのエクササイズくらいの問題しかでてきません。基礎の完成度をひたすらに高めていきましょう。

あ、ちなみに、この書きっぷりでお察しかと思いますが、高校2年生の体育祭•文化祭には、めちゃくちゃ消極的でした。最低限しか顔を出していませんし、多分かなり感じ悪かったと思います。わりと反省しています。

東大模試で現実を知る

さて、高校2年生の夏休みが明けて、秋。

私の高校では、東大を志望する高校2年生は高校3年生に混じって、駿台の「東大実戦模試」を受けるのが恒例行事となっています。先生は「社会はまだ習い終えてないからどうにもならないと思うが、国数英に関しては、現段階でどれだけ太刀打ちできるかを知るいい機会だ」と言っていました。当然、私は東大志望だったのでお声がかかり、受験することに。

今まで赤本もろくに見たことがありませんでしたし、東大の入試問題がどんな感じなのかを全く知らない状態で受験したんですよね。

以下が高2の私の受験結果です。
ズタボロにも程があるだろというレベルでズタボロでした。

国数英地歴の440点満点で、112点。
英語は120点中32点、数学は80点中30点、国語は120点中36点。地歴は120点中15点ですね。数学の偏差値は55でしたが、それ以外の偏差値は全て30程。合格しようと思ったら、ここから合計点を+100点以上取れるようにならないといけません。

ここまで基礎に基礎を重ねてきた男の結果です。
国語と英語で、培った基礎力を使いこなせていないことに気が付きました。基礎力だけじゃ越えられない壁もあるということに気が付きました。そして、「東大入試ってこんな感じの問題が出題されるのか」と、目指すべき場所が明確になりました。この模試を受験したことで、基礎を完成させた後の勉強の方向性が定まったんです。ここから私は、この基礎力を「東大入試を攻略するためには」どう使いこなせるようになればいいのかを考えて勉強を進めていくことになります。

余談ですが、高校2年生で志望校の冠模試を受験させてもらえるのって、実はかなりありがたいことなんですよね。得られるものが多すぎる。この経験があるのとないのでは、それ以降の勉強効率に大きく差があるんじゃないかなと思います。私の弟の高校では残念ながらこれを受けることはできなかったようで、私の強い勧め…、いや半強制的に、弟にも東京の駿台お茶の水校にて受験させました。そこまでする価値があると私は思います。

これ以前の記事はこちら↓

小学校・中学校
part1, part2, part3

高校1年生
part4(地方公立高校でよかった)
part5(部活を辞めて帰宅部になった話)
part6(夏休みの過ごし方)
part7(文化祭・体育祭と勉強の両立)
part8(私の文理選択)
part9(冬休みの過ごし方)

高校2年生
part10(高2最初の実力テストの罠)

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!