私の東大合格体験記 part5
私の東大合格体験記 part5
どうも、フジです。
先にここまでの記事を読んでいただけると幸いです。最後にリンクを載せています。
8月に思いきって退部
高校1年生の8月になって、思いきって部活を辞めるという決断に踏み切ります。
部活を続けるのか辞めるのか、どちらを選ぶのが自分にとっていい選択なのかは、考えるまでもありませんでした。6年間頑張ってきたスポーツを辞めるのにはものすごく抵抗がありましたが、それに引っ張られることなく、冷静な選択をすることができたと思います。
問題となっていたのは以下の3点です。
- 部活による疲労感と倦怠感で帰宅後に寝てしまい、勉強時間を十分に確保できない。
- 土日も練習試合で1日潰れることが多く、休日にも勉強時間を確保できない。
- 部活の雰囲気が自分に合わずストレスを感じる部分がある。
最初の2つは前回の記事の最後に述べましたね。
学校の授業が16:00頃に終わって部活に取り組み、家に帰ると20:00頃。ヘトヘトになって帰宅して、ソファに寝転がったら最後、数時間はそこに拘束されることになるんです。眠すぎる。平日は基本的に勉強時間を確保することができていませんでした。休日も練習試合が組まれていることが多く、丸一日潰れてしまうことも多々ありました。試合から帰ってくると、当然平日同様眠りにつくわけですから、休日においても十分な勉強時間を捻出することは叶いませんでした。
週末に行われる練習試合には参加することを強いられていたのですが、高校1年生が試合に出場することはほとんどありませんでした。高校1年生は、2年生や3年生のお世話及びボール拾い、応援担当です。バス代を2000円払ってこれに参加する...。個人的にこれは耐え難いものでした。
私には「炎天下のグラウンドで雑用に徹すること」に「週末の勉強時間と2000円を犠牲にする」ほどのメリットがあるとは思えなかった、いやむしろ、デメリットしかないと。メリットデメリット云々ではなく、体育会はこういうもんなんだと言われてしまうと、それに馴染めなかったというだけの話になってしまうのですが。
3つ目の「部活の雰囲気」ですが、要は人間関係の悩みですね。
部活に入部すると「うまく馴染めるかなぁ」と不安に感じるものです。
周りの人たちが、同じ中学校出身の友達と一緒にサッカー部に入部して、同じ中学校出身の先輩によくしてもらって、どんどん部活に馴染んでいく一方で、中高一貫校出身で高校のどこを見ても同じ中学校出身の人がいない私は、なかなか馴染めないでいました。サッカーが頭一つ抜けて上手だったら自然と人も集まってきたのでしょうが、高校受験で90kgまで増量してしまっていたもので(太っていなかったら部内で頭一つ抜けて上手だったはずとも言ってない)。夏までの4ヶ月である程度は仲良くなれましたが、その他大勢感が否めず、居心地はいいとは言えませんでした。
また、組織のマネジメント方法についても不満を感じることがありました。
部活全体のキャプテンとは別に、1年生、2年生には、学年を取りまとめるリーダー的なポジションに立つ人がいます。1年生でそのポジションに立つことになるのは、最もサッカーが上手い人。その彼のやり方が個人的には受け入れられませんでした。下手な人がミスをすると「なんでそうするん、もっとこうしろよ!」「今のはこうだろ!」とキレてくるんですよね。私も中学時代キャプテンをしていたのですが、自分なら、もっと頑張ろうと思ってもらえるような、プレイを楽しめるような声かけをするのになぁと思いながら...。
人間関係の悩みは、高校生にとっては最大のストレス要因なのではないかと思います。積もり積もったストレスは勉強にも当然悪影響です。部活を辞めることで、関わらざるを得ない人間を減らすことができ、ストレスのない人間関係を築いていくことができます。
ずっと部活をしているのが当たり前だと思っていました。入部当初は、入るか入らないかで悩みすらもしませんでしたし、部活を辞めることになるとは思っていませんでした。でも、なんとかその「当たり前」のしがらみを取っ払って、結果的に最善だったとも言える選択をすることができました。
「当たり前」に縛られて、最善の選択をできなくなってしまうのは勿体無い。
みなさんは後悔のない選択ができていますか?
これ以前の記事はこちら↓
小学校・中学校
part1, part2, part3
高校1年生
part4(地方公立高校でよかった)