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私の東大合格体験記 part10


体験記
2023年6月25日
フジ
フジ

私の東大合格体験記 part10

どうも、フジです。

この記事だけで完結するようにはしていますが、先に part9 までを読んでいただけると幸いです。
最後にリンクを載せています。

高校2年生は中だるみ

高校2年生になると、世界史の勉強が本格化し、地理/日本史が始まるにもかかわらず、中だるみの時期なんて言われています。要は、高校2年生の1年間を頑張りきれるかどうかで大きく差がつくよということです。

私は非常に高いモチベーションを持って2年生に進級しました。が、困り事が1つ。これに関しては実際に進級するまで気が付きませんでした。

「周りの生徒はあまり勉強をする気がない」

文理に分かれて心機一転、誰しもがここから勉強モードに入るものだと勝手に思っていたせいで、現実とのギャップに愕然としました。みんなで勉強を頑張るんだという理想は捨てて、180度方向転換。孤立の道を歩みました。

まあこれも仕方のないことです。「学生の本分は勉強」だなんて言われていますが、好き嫌い、得手不得手もありますし、全員が全員勉強にノリ気になれるわけもありませんからね。そもそも勉強が全てではないわけで。とは言え、当時の私は、勉強をしようとしない人たちを見下してしまっている部分がありました。他人の生き方を尊重できるようになったのは大学生になってからの話で…。

教室の居心地が悪くならない程度に皆と仲良くしつつ、勉強に励みました。クラスの大半が参加した夏休み中の花火イベントには誘われなかったので、孤立と言っても差し支えないでしょう(笑)

順位だけが先走る数学

さて、高校2年生になって孤立路線を選んだ私の成績についてです。

高校2年生になると、実力テストが国数英の3教科に世界史と地理/日本史を加えた4教科に増え、学年順位とは別に文系内順位が出るようになります。第1回実力テストの実施は7月。。高校1年生の冬休みから世界史にも力を入れていた私は、自信を持ってこれに臨みました。

その結果、総合点が文系内順位2位、校内順位6位。これが高校3年間の実力テストにおける最高順位です。

今までの記事ではあまり触れていませんでしたが、高校1年生の間は、校内実力テストで1桁順位は取ったことがありませんでした。いつも15〜25位くらいを行ったり来たり。

突然順位が大幅に伸びたわけですから、かなり喜んだような記憶がありますね。ですが、それで調子に乗るということはありませんでした。ちょっと成績が良かった時に「ほら俺って実は賢いのよ」と有頂天になってしまう人と、「なんで順位が伸びたんだろう」ときちんと考えられる人。成績を維持できるのは後者でしょう。

世界史で差がついたようにも思えましたが、私は地理がそれほど得意ではなかったので、相殺されて社会の点数は平均ちょい上くらい。国語は相変わらず苦手で学年順位は60位程。英語は鉄壁をマスターしてはいましたが、長文読解での解釈ミスが多々見られ、学年順位は30位程。

差をつけたのは数学でした。
なんと理系を抑えて学年4位。文系1位。

高校1年生の頃から青チャートを右手に抱えて生活してきたとはいえ、この実力テスト前に数学に特別注力したというわけでもありませんから、なんで突然数学が化けたんだ?と思いましたね。手応えもそれまでの実力テストと同様で、特段今回は調子が良かった、自分の得意な分野が多く出題されたというわけでもありません。

ここからは私の個人的な見解です。

第一に「自分に数学力がついたのではない!」ということは強く言い聞かせていました。

高校2年生の夏前と言えば、数1A数2Bを全て習い終える時期ですからね。忘れてしまっている単元があったり、苦手な単元が出てきたり、ムラがある人は多くいたんじゃないかなと思います。あるいは中だるみで失速している人...。

その一方で私は、「この実力テスト前に数学に特別注力した」わけではありませんでしたが、コンスタントに勉強を続けており、発展的な問題にはまだまだ苦戦を強いられるものの、どの単元も満遍なく、一定水準以下の問題(青チャートの例題類題は全てミスなくこなせるレベル)を解き切る力が身についていました。

要は、周りが一時的に落ちていっただけだということです。

私はただ基礎を完璧にしただけなのであって、決して応用力がついたわけではない。受験生であれば誰しもが通過するであろうラインに一歩早く辿り着いてしまったんだ、と。

高校2年生の夏休みを前にして、順位がなぜかグッと上がる人は、きっと私だけじゃないはずです。数学に限らずね。でもそれは、あなたの能力が上がったからではない可能性もあるわけです。ですから、きちんと自分の学習内容を把握して、得意不得意を把握して、勘違いだけはしないようにしてくださいね。「うわ、俺数学実はめっちゃできるんじゃ〜ん!」と勘違いで浮ついてしまって、高校2年生の夏を疎かにしてしまうと、きっと痛い目を見ることになるでしょう...。

これ以前の記事はこちら↓

小学校・中学校
part1, part2, part3

高校1年生
part4(地方公立高校でよかった)
part5(部活を辞めて帰宅部になった話)
part6(夏休みの過ごし方)
part7(文化祭・体育祭と勉強の両立)
part8(私の文理選択)
part9(冬休みの過ごし方)

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!