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私の東大合格体験記 part14


体験記
2023年6月30日

私の東大合格体験記 part14

どうも、フジです。
前回までの全ての記事のリンクは最後に載せているので、そちらもよかったらご覧ください。


高3夏は大学受験の天王山

高校3年生の夏。
帰宅部の私には関係ありませんでしたが、部活の引退がちょうどこの時期。ここでようやく高校3年生全員が「受験生」の顔になり、受験戦争は激化します。

私の勉強の短期的な目標(高2冬〜高3夏)は、ズタボロだった高2秋の東大模試のリベンジを果たし、高3夏の東大模試でA判定を取るということ。模試の判定があまり意味を持たないことは認識しつつも、やはりA判定を取ると、友達や先生からの評価を得やすいですしね(笑)

高校3年生になってから本格的に赤本を使って勉強するようになり、東大の出題形式を攻略することだけを考えて勉強を進めてきました。大学受験2周目の浪人生や、ギアを入れてきた部活引退勢とどれだけ戦えるのか。できることは余すことなくなってきたという自負があり、東大模試前にはワクワクしている自分がいました。

努力の結果、A判定には至らず

結果から先に述べますと、A判定は取れませんでした

駿台、河合、代ゼミの東大模試を受けて、C判定が1つとD判定が2つ。代ゼミの模試の細かい点数データは紛失してしまったので、駿台と河合のものをお見せしましょう。

駿台
得点/配点(偏差値)
英語42/120(44.1)
数学41/80(60.4)
国語59/120(53.7)
世界史28/60(64.3)
地理19/60(51.1)
合計189/440

河合
英語46/120(47.3)
数学20/80(45.4)
国語62/120(53.1)
世界史33/60(61.8)
地理7/60(30.4)
合計168/440

ちなみに、高2秋の駿台のものは以下。

英語31/120(33.4)
数学30/80(54.5)
国語36/120(46.1)
世界史7/60(32.5)
地理8/60(34.6)
合計112/440

国語と英語が偏差値50付近まで登ってきており、地道な努力の成果がでてきたなと感じていました。世界史は既習範囲がテスト範囲に追いついたことで、ようやく高1の冬からの積み重ねが数字になって表れたなという感じです。合計点を見ても、かなりの躍進を遂げていることがわかります。

でもまだ十分とは言えません。
判定が良くないのはもちろん、点数を見ても高3の夏にしては芳しくない結果です。クラスに数人いた東大志望者の中では、確か1番点数が低かったような(笑) 合格するには合計で250点前後は欲しいので、まだまだブラッシュアップしていく必要があります。

※ずっと勉強一筋で頑張り続けていても、高3の夏で国数英が完成していないのがお分かりいただけるでしょう。もしこれを高校1年生や2年生の方が見てくれているのであれば、本当に主要3教科の基礎基本だけは、可能な限り早く固めてしまうことをお勧めします。

言い訳は欠かさない

東大模試だけをピックアップして話していますが、高校3年生の皆さんは今いろんな模試を受けていることと思います。返ってきた結果に涙することもあるかもしれません。不安を感じてしまうこともあるかもしれません。

既に述べた通り、高3の夏にしては芳しくない結果を受け取った私ですが、当時、全くと言っていいほど不安や焦りを感じませんでした。

理由は2つ。

まず「東大に合格するために何をすればいいのか、どんな力をつければいいのかをハッキリさせていたので、ただ着実にそれをこなしていくだけだ」という考えが頭の中にありました。8月時点ではまだ完璧ではありませんでしたが、受験は2月末までが勝負ですから、それまでに仕上げることができれば問題ない、と。

また「模試はそもそも東大入試を忠実に再現できていないんだ」とも考えていました。模試はあくまでも真似て作ったもの。東大入試でこそ自分の力は正当に評価されると信じていましたね。

言い訳がましく聞こえました?

確かに言い訳…

でも、言い訳をして現実から目を背けるのはダメですが、言い訳でメンタルを安定させて勉強により精を出せるのであれば、どんどん言い訳したほうがいいと個人的には思います。ちなみに私は、この考え方2つのおかげで、高校3年間を通して一度たりとも受験に対する不安を口にしていない、いや、抱いてすらいません。

模試の結果で不安を感じてしまう時は、是非言い訳を。

これ以前の記事はこちら↓

小学校・中学校
part1, part2, part3

高校1年生
part4(地方公立高校でよかった)
part5(部活を辞めて帰宅部になった話)
part6(夏休みの過ごし方)
part7(文化祭・体育祭と勉強の両立)
part8(私の文理選択)
part9(冬休みの過ごし方)

高校2年生
part10(高2最初の実力テストの罠)
part11(高2で受験する志望校の冠模試)
part12(分析の重要性)

高校3年生
part13(赤本のご準備を)

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!