アプリ「okke」で効率よく学ぶ!

海外でも受験でも通用する英語勉強法3選!


英語
2022年4月3日

大学に入ったら留学したい!社会人になったら海外で働きたい!

そのように考えている人も多いのではないでしょうか。海外で生活する上で必ずネックになってくるのは英語

筆者は大学受験時、英語は大得意でしたが、いざアメリカに住み始めると、英語で困ることばかりで、もう一度いちから英語を勉強することになりました。「学校でいい成績を取れたから、海外で使える英語を身につけている」とは限らない、ということです。

本記事では、筆者の受験時の勉強方法が、なぜ海外で通用する英語力を身につけられなかったかを紹介すると共に、どんな勉強方法が真の英語力を身につけられるを紹介します。

受験突破と同時に、海外で使える英語力の定着にもつながる英語の勉強をしてみましょう!

受験にも海外にも効果アリの勉強法その1 「話す」「聴く」を意識する

一度は聞いたことがあると思いますが、言語学習には「書く」「読む」「話す」「聴く」の4技能の習得が必要と言われています。

この4つのうち、受験のことを意識すると、「話す」と「聴く」をないがしろにする人が、少なくありません。

「話す」「聴く」の勉強も力をしっかりと入れると、受験でも仕事でも使える本当の英語力がメキメキと上達します。それでは具体的に何をすればいいか見ていきましょう。

音読

まず最初に紹介するのは、音読がいかに大事かということです。

みなさんに思い出してほしいのは、小学校に入ったばかりの頃、国語の教科書を、何度も何度も音読しませんでしたか?私たちは、音読をすることで、少しずつ難しい日本語を読めるようになりました。そう、言語を体に定着させるには、音読は絶対に欠かせません。

筆者は高校生の頃、英語勉強の際に、understand(難解な英文を、文法的、理論的にに理解して日本語に訳す)にばかり重点を置き、practice, training(英文をとにかくたくさん音読するなど特訓する)に力を入れていませんでした。

しかし、言語の習得は、本質的にはunderstandと同じかそれ以上にpracticeが重要ですpracticeを重ねると、英語を頭で理解しようとしなくても、感覚的に意味が理解できるようになります。

一つの長文読解が終わったら、必ずその文を音読してみましょう。

海外ドラマを見る

海外ドラマは、英語力向上に最も効果的な学習法の一つと言われています。

これは「聴く」練習にちょうどいい学習法だからです。リスニング教材よりももっと速くて聞き取りにくい英語を、30分〜1時間ずっと集中して聴き続けることになります。

筆者の中学の時の友達は、中学生の時に中国のドラマにハマり、中国語をドラマで勉強して、いつのまにかペラペラになっていました。韓流ドラマの流行でも、韓国語を勉強したい人がどんどん増えています。海外ドラマは、単に語学力がつくだけでなく、「外国語をもっと勉強したい!」というモチベーションの維持に非常に役立ちます。

海外ドラマを見る時は、必ず日本語字幕を無くして、字幕なしか、英語字幕に変えて見てください

筆者のオススメは、まず最初は完全に字幕なしで見て、もう一度英語字幕をつけて見ることです。長く続けるためには、楽しく見ることが何よりも大事なので、自分のレベルに合わせて、字幕の有無を選んでみてください。

ここで、筆者オススメの海外ドラマを紹介します。受験勉強の息抜きにもなりますので、ぜひ見てみてくださいね。

1.Glee
アメリカのオハイオ州にある高校の合唱部を中心に描かれる、ミュージック・コメディ・ドラマ。Hulu、U-NEXT、dTV等で配信。Netflixでも6話まで配信。
        
2.Stranger things
1980年代のアメリカインディアナ州で、少年たちと不思議な力を持つ少女が邪悪な怪物と戦う話。Netflixのオリジナルドラマ。
         
3.The mentalist
人間心理を巧みに操る推理力と観察眼を持つ、カリフォルニア捜査局(CBI)の犯罪コンサルタントの話。Netflix、Hulu、U-NEXT、dTV等で配信。

okedouでも、海外ドラマでリスニングを勉強できる動画がたくさんあるので、こちらのリンクから見てみてください!隙間時間で勉強できます。


受験にも海外にも効果アリの勉強法その2 英語の読み方は、前から!

筆者の大失敗は、高校生のとき、英語を前から読まずに「後ろから」読んでいたことです。(ここの内容は、すでに英語を前から読めてる人は、とばしてください)

例えば、The man who lives with Tom in Canada wants to travel Asian countries some day because he is interested in other cultures. (カナダでトムと一緒に住んでいる男は、他の文化に興味があるのでアジアの国を旅行したい)という文。みなさんはこの英文を一回頭から順番に読むだけで、意味を理解できますか?

頭から一回読むだけで理解できるのが、理想の状態です。しかし、筆者は高校生の頃、このような文を頭から読んで、一回で理解することができませんでした。

まず主語にある関係代名詞のある文を、先行詞以降を先に訳して、主語を訳し終わったら次はbecause以降に目線を動かして、because以降を先に日本語に訳して…と、日本語訳の語順に合わせて英語を読んでいたのです。

このやり方で、確かに英語は読めます。受験の読解問題も突破できます。ただし、生きた英語力は身につきません。

この読み方をしていると、いざ海外で英語を話す時に、次に何の単語を使えばいいのか自然と頭に浮かんできません。英語の単語や文節を、順序バラバラに使うものだと、頭が間違って英語を理解してしまっているからです。

実際は、前から読んでいくと、速く、英語の語順そのままにスラスラと読んでいけます。

The man (男)/ who lives with Tom(トムと一緒に住んでいる)/ in Canada(カナダで)/ wants to travel (旅行したい)….と、前から順番にどんどん荒く日本語にして読むことに慣れることが重要です。

かつての筆者のような読み方をしてしまっている人は、今日から読み方を修正することを強くお勧めします。

慣れ親しんだ習慣を変えるのはとても大変ですが、変えることには大きな価値があります。英語を読むスピードも上がり受験にも効果的ですし、なによりも真の英語力が身に付きます。

受験にも海外にも効果アリの勉強法その3 ひるまずにどんどん「書く!」

受験英語の世界では、英語のwritingでは「間違えないこと」が正義です。でも、実際は、間違えないことばかりにとらわれていると、いざ海外で英語を使う時に、本当に伝えたいことを英語で伝えられなくなってしまいます。

真の英語力を身につけたかったら、間違えてもいいからどんどん書きたいことを書いてみる、というアグレッシブな姿勢が、非常に効果があります。

「間違えてはいけない」という意識は、語学上達を著しく妨げます。

また、間違えてもいいから自分の書きたいことを書く、という姿勢で英語を書くと、英語で自分の本当の考えを相手に伝えられるので、英語を使うことが格段に楽しくなります。英語で自由に日記をつけてみたり、友達と文通してみるのもおススメです。

間違えることを恐れないでください!

ただし、受験の時は、小さな文法ミスが減点につながってしまうので、受験用にミスしない練習する必要があることも、頭の片隅に入れておいてください。

以上、受験にも海外にも効果アリの英語法3選を紹介しました。これであなたも「使える」英語力をメキメキと伸ばしていきましょう!

この記事の著者

profile-img
ゆりこ

現在、アメリカのシリコンバレーでコミュニティカレッジに在籍。日本では、塾講師と運営の仕事をしていました。都立日比谷→立教大学経済学部卒。留学情報、海外入試情報など書いていきます。