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フジ

英文法は「暗記」です

2025年7月27日

英文法は「暗記」です

どうもフジです。

今回は「英文法の勉強法」について、私の考えをしっかりお伝えしていこうと思います。

「英語の勉強」と聞いて、まず何を思い浮かべますか? 英単語の暗記、長文読解、リスニング、英作文…いろいろありますよね。その中でも、比較的取り組みやすく、しかも学校でもよく扱われるのが「英文法」。だからこそ、ちょっと厄介なんです。学校でも塾でも当たり前のように「文法問題を解く」という勉強をするので、疑いなく「文法の勉強=問題演習」だと思ってしまう人が、本当に多い。

でも私は、声を大にして言いたい。

文法問題なんて、解く必要ないです。

いやまあ、さすがに言いすぎかもしれませんが、でも少なくとも「文法の勉強って、まずは文法問題から始めよう」と思ってしまっている人は、今すぐ考え方を変えてほしいなあと思います。今回はその理由と、じゃあどう勉強するのがいいのかという話を、私なりに整理してみました。

文法は「暗記科目」だということを忘れるな

そもそも、英文法って何のために勉強するんでしょうか。

これはもちろん、英語の正確な理解のため、入試問題に正しく対応するため。誰もが納得すると思います。

じゃあ、そのために必要なことってなんでしょう? 

結局のところ「英文法の知識を自分の頭に入れること=暗記」なんですよ。

英単語は、暗記する必要性を誰もが疑いません。単語帳を繰り返し見たり、書いたり、音読したり、カードを使ったり…方法は人それぞれですが、「覚えなきゃどうにもならない」という前提があるから、みんなそれなりの努力をするわけです。でも英文法になると、なぜかみんな「問題を解いて理解しよう」とする…。おかしくないですか?

英文法だって、まずは知識を頭に入れなきゃ意味がない。にもかかわらず、文法書を読んで理解して、覚えようとする前に、いきなり問題演習から始める。これは、英単語の勉強で言えば「知らない単語ばかりの長文をいきなり読む」ようなもの。そんな効率の悪いやり方、誰もしないはずなのに、英文法ではなぜかやってしまう。完全に順番が逆なんです。

文法問題集は「確認作業」のためにある

世の中には、いわゆる「文法問題集」と呼ばれるものがたくさん出回っています。選択問題や空欄補充、並べ替え問題など、いろいろな形式の文法問題がまとめられているものですね。学校で配られることも多いですし、「これをやらなきゃいけないのかな」と思ってしまう気持ちもわかります。

でも、これは本来「確認作業」のためのものなんです。

つまり、「文法書を読んで覚えて、その上で、誤解なく漏れなく覚えたかどうか」を確かめるためにやるもの。なのに、最初からこの確認作業だけを延々と繰り返して、「うーん、なんとなく見たことあるな」くらいの感覚を繰り返し得るだけでは、当然記憶には残りませんし、英語もできるようにはなりません。

英文法について、「問題を解いているうちに、自然と身につく」みたいな幻想は捨てましょう。

ちなみにこれ、裏を返せば、文法問題なんてちゃんと文法を覚えてさえいればほぼほぼ解けるってことなんですよ。だから、文法の勉強は「文法書を読んで、理解して、暗記する」ことが最優先。文法問題をやるのはそのあとで十分です。

じゃあ、どうやって文法を暗記すればいいのか?

具体的にどうすればいいのか。

答えはとてもシンプルで、「英単語と同じように扱う」ことです。

単語帳で単語を覚える時と同じように、何度も復習するんです。直近の記事で「英単語の暗記は”思い出す”を意識せよ」「眺めてるだけじゃ覚えられない」という話をしましたが、英文法も一緒。特定の単元の文法ルールを一から十まで頭の中でイメージする、何も見ずにフルで説明してみる、仮定法とか比較とかの単元なら日本語訳を見てその表現を思い出せるかをチェックするとか、そういうことをしなきゃいかんのですよ。

参考書を読んで理解したらすぐ問題集ではない。問題集はあくまでデザート的な扱いで、正直あってもなくてもどっちでもいいんです。マストなのは、このようにゴリゴリ暗記すること、これです。

そして、ある程度「覚えたかも」という感覚が出てきた段階で、文法問題集を開いてみてください。「あ、ちゃんと覚えてる」「これはあやふやだな」と、自分の定着度がよくわかる。ここまできて、はじめて文法問題に意味が出てくるんです。

ちなみに、私は高校3年間で、いわゆる文法問題集はほとんど解いていません。もちろんゼロではありませんが、使ったのはあくまで「確認作業」としての過去問くらい…。NextStageとかも持ってましたが、左ページの問題を解いた記憶はありません。参考書から暗記すべき内容を紙に書き出して暗記、これだけでも、文法問題に対しては苦手意識を一切持つことなく、本番でも安定して解くことができていました。



というわけで今回は以上。

英文法の勉強において大切なのは、問題演習をこなすことではありません。まずはしっかりと文法書を読み、理解し、覚えること。これがすべての土台になります。問題集はその上にのせる「確認作業」でしかありません。

「英文法を覚える」というシンプルな事実を、ぜひ今日から意識してみてください。これであなたの英語力は、間違いなく一段階上がるはずです。

フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!

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