こんにちは、yutoです。
学校の授業や自習室で勉強していると、ときどき信じられないくらいノートが綺麗な人に出会います。
蛍光ペンが完璧に色分けされていて、文字の大きさや行間まで揃えられていて、余白の取り方にも統一感がある。
見た瞬間「これ、教材会社の見本ですか?」と聞きたくなるくらい整っているあのノートたちです。
でも、そういうノートを取っている人に限って、なぜかテストでは“そこそこ”だったりします。
逆に、ノートは雑で汚く、ところどころ殴り書きに見えるのに、点数は高い人がいる。
実はこの差は、美的センスでも才能でもなく、科学的に裏付けされた脳の使い方の違いなんです。
“きれいなノート”は、考えているようで考えていないノートかも、、
ノートを綺麗に保とうとすると、しっかりと脳に定着しているように見えて、人はどうしても「写すこと」に意識が向いてしまいがちです。
板書をそのまま写し、教科書の文をそっくりそのまま転記し、色分けルールに沿って丁寧に整理する。
もちろん、それ自体は悪いことではありません。
ただ、脳がそのとき行っている作業は、理解ではなく整形なんです。
人の記憶は「意味づけ」された情報だけが残ります。
考えずに手を動かす時間は、脳にとって「これは覚える必要がない情報」と分類されてしまいます。
つまり、どれだけ綺麗に書いても、理解していなければ記憶には定着しない。
これは心理学実験でも繰り返し確認されていることです。
実際記憶に残るのは、“迷った跡”があるノート
一方、ノートが汚い人は、ただ雑に書いているわけではなかったりします。
頭の中で情報を整理しようと試行錯誤したり、関連づけを考えたり、理解できない部分をメモしたりしながら書いているのです。
つまり、思考のプロセスがノートにそのまま刻まれている。
たとえば、
- ここがわからない → ?と書く
- 後でストーリーがつながった → 矢印で結ぶ
- 重要な気がする → 強調ではなく一言コメントを足す
- 自分なりの言い換え → 余白にメモ
こういう思考の跡が残った“ぐちゃぐちゃした部分”こそ、脳が本気で働いた証拠です。
蛍光ペン何色使うか問題について
よくある話ですが、蛍光ペンを増やすほど「大事な部分に色をつけた気になってしまう」罠があります。
線を引いただけで、脳は「この情報は処理済み」と判断し、理解が止まります。
つまり、強調 = 理解した ではない。
「大事だから線を引いた」のか、「線を引いたから大事だと思い込んだ」のか。
ここが決定的な差です。
記憶に残るノートの書き方(シンプルでいい)
実際に僕が受験生時代に行っていたノートのまとめ方、活用術を紹介します。
- 余白を多めに残す⇒後で考えた形跡を書き足せる
- わからないところに「?」を入れる⇒理解してない部分と分かり後でしっかりと考え直すことができる
- 自分の言葉で一行に要約
- 復習の時に「自分に」説明してみる⇒人に説明できるとは、本当に分かったということ
綺麗にまとめすぎる必要はありません。
むしろ、完成していないノートのほうが、考えられていて伸びるノートだったりします。
まとめ
- ノートが綺麗な人は、「情報を写している」だけのことがある
- ノートが汚い人は、「理解しようともがいた痕跡」が残っている、思考の跡かも、、
今回の結論として、なんにせよノートをとるときにも考えながら書いてる人が、本当に強い人。
今回は以上となります、ご覧いただいただきありがとうございました。




