過去問はいつまでにどこまで解くべきなのか
どうも、フジです。
今回は、過去問を解くペースについてです。タイトルにもある通り「いつまでにどこまで解いておくべきなの?」という話ですね。こちらの記事を読む前に、過去問の扱い方について教科ごとに触れている以下の記事を先に読むとわかりやすいので、是非。
英語の過去問 → 赤本って必要?part1
数学の過去問 → 赤本って必要?part2
社会の過去問 → 赤本って必要?part3
国語の過去問 → 赤本って必要?part4
過去問を解くペースは?
社会を除く全ての教科で「過去問は解くべき」「過去問を解くに越したことはない」「せっかくなら過去問やろうぜ」と、複数年度分解くことをオススメしてきたので、おそらく多くの人が「いつまでにどれだけを解けばいいの?」「どういうペースで取り組めばいいの?」と疑問に思ったことでしょう。まとめて触れようと思っていたので、上の4つの記事においては、これらに関して具体的につっこむことはしないようにしていたんです。
さあ、本題に入りましょう。
まず、全ての教科に共通して言えることは、「最低限◯年分は解いてから本番に臨むべき」的なものはないということ、そして、多く解いているに越したことはないということ。最後に、過去問演習というのは基礎が固まっていてこそ意味を成すものなわけで、基礎内容の復習よりも優先して取り組むようなものではない(現代文を除く)ということ。
これらを踏まえると、過去問演習の位置付けは基本的に「余った時間で取り組むもの」になるのかなと私は思います。
それでは具体的に、国語から順番に紹介していくので、是非参考にしてください。
現代文
まずは現代文。現代文はこちらの記事で述べた通り、週に大問1つ解くくらいのペースで。週末、時間があるときに解いてみるくらいでいいんじゃないかなと思いますが、頑張りたい場合は平日にもやっちゃってください。こればっかりは、基礎の上に云々というものではないような気がするので、ペースだけを意識していればいいのかなと思います。
古文漢文
次に古文漢文。これについても、こちらの記事で詳しく紹介しています。あくまでも、単語と文法の定着が優先されるべきなので、それができていないにもかかわらず無理に過去問演習をねじ込む必要はないのかなといったところです。2-3日に1回30-60分の時間が捻出できれば御の字くらいのイメージ。
数学
続いて数学(文系数学に限る)。こちらの記事でも述べた通り、数学は、あくまで青チャートレベルの参考書を完璧にした上での過去問です。なので、参考書が完璧だという状態を維持しながら、残った時間で過去問に取り組むって感じになるのかなと思いますね。
過去問を解く順番ですが、数学については、最新年度のものから遡るよりも「こういうのは解けるようにしといたほうがいいよな」という問題から扱っていくほうが良いです。他の教科は最新年度から順にで問題ないのですが、数学は、年度によってムラがありますし、もはや解いておく必要もないくらい難しいものが出題されていたりしますから。
どのくらいのペースでっていう話は、私が数学が得意だったせいで相場がわからないためできませんが、参考までに私がどうだったかというのを書いておきます。私は、高2の後半か高3の春あたりからはずっと、学校の数学の授業中に可能な限り過去問を解き進める(それ以外の時間ではそもそも数学をやらない)という形を採っていて、このやり方で、最終的に東大/京大/一橋の問題は全て解き切り、解けるようになりました(これを解けるようにしても意味ないだろうなといった問題は除く)。
英語
英語は、古文漢文と同じノリです。part1では過去問の使い方をつらつらと述べましたが、英語も結局、単語と文法を記憶に維持し続けることが最優先事項なので、それに時間を使って、余った時間で過去問をって感じになりますね。
私は1.5時間程単語や文法の復習に時間を使っていたので、平日は1日あたり大問1つ解ければOKくらいのイメージで取り組んでいました。大問1つ解くのに15-20分、そしてその文章を解説と照らし合わせながらじっくり読んで、気になる単語を逐一辞書で調べて、ノートにメモをするのに30分。大問1つ解ければOKというか、1日で大問2つがそもそも不可能でした。
世界史地理
世界史/地理は、問題を解くということはほぼしていませんが、解説はあるだけ全部読みましたよ。受験本番までに全てをインプットできるのがベストかなと思いますが、教科書に載っているような基礎基本、ベースを完璧に覚えていることが大前提なので、それを差し置いてまで過去問の解説に手をつける必要は全くありません。社会という教科の中で見ても完全にプラスアルファの事項ですし、他教科との優先順位を考慮すると、最悪、過去問1-2年分を解けていればそれで事足りるまであります。
ということです。
以上、過去問についてでした!









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