過去問演習のやりすぎはNG
どうも、フジです。
共通テストの自己採点も終わり、二次試験へ向けた勉強を始めようかなといったところでしょうか。
受験生の皆さんには、残りの1ヶ月、志望校合格のために死力を尽くしてほしいなと思っているわけなんですが。ここでひとつ、残り1ヶ月の勉強方針について心に留めておいてほしい点があるので、それを紹介しておこうと思います。
過去問演習ばかりはNG
ここから先、「二次試験の過去問を解くこと」を勉強の中心にしてしまう人が出てくるのではないかと危惧しています。その日の勉強時間の大部分を過去問演習に割いてしまう、これ、結構危険だと私は思っています。
過去問演習はいらないと言っているわけではありません。
過去問を解くことで、その問題形式に慣れることができたり、時間配分などの戦略を改善していくことができたりと、そこで得られるものは多いです。解説を読んで知らない情報があれば、都度それを覚えるようにすることで知識量を増やしていくことも可能でしょう。
しかし「過去問を解けば解くほど本番の得点につながる」と言えるのかと問われると、残念ながら答えはNO、むしろ「あるところを堺に、過去問に割く時間を増やせば増やすほど、本番の点数は下がっていくようになる」とすら思います。
過去問演習は適度な量に留めておくべきです。過去問をある程度解けば慣れや戦略云々で伸びる分の点数は伸び切るはずなので、過去問演習はやればやるほどいいというものではありません。そして、慣れや戦略に関する伸びしろを失った先は、これまでつちかってきた知識量や学力で勝負することになるわけですが、過去問演習の時間を増やせば増やすほど基礎知識の復習に割く時間は減っていきますから、「過去問演習の時間を増やしすぎた結果、復習ペースが記憶の忘却ペースに追いつかなくなり、むしろ本番の点数は下がる」ということも考えられるのです。
最後まで基礎知識の復習は続けよ
最後の最後まで、基礎知識の復習はきっちりと続けてほしいんですよね。確かに過去問演習に復習の役割を見出すことも不可能ではありませんが、「網羅性の高い参考書1冊を、完璧な状態を維持すべく復習する」のほうが絶対に効率的だと思います。例えば、単語帳とか文法問題集とか、青チャートとかね。
ちなみに私は、2月24日までずっと、勉強時間の6-7割は復習(+新たな知識のインプット)に費やしていました。それくらい、基礎って大事なんです。
改めて言いますが、過去問演習のやり過ぎにはご注意を。というわけで今回は以上。参考になっていれば幸いです。









