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フジ

過去問演習の注意点

2024年11月18日

過去問演習の注意点

どうも、フジです。

11月も後半になって、受験生のほとんどが本格的に志望校を意識し始めた頃でしょう。もう赤本は手に取りましたか? 今回は、そんな受験生へ向けて、過去問演習を行う上での注意点をいくつか紹介しようと思います。

過去問演習はメインではない

まず、過去問演習について、私は「網羅的な参考書を用意して、その全範囲を俯瞰(ふかん)し、まだ身に付いていない部分を把握し、ひとつずつ着実に潰していく」という勉強をベースに、プラスアルファで過去問演習を行うというスタイルがベストだと思っています。

つまり、あくまで勉強のメインは基礎の定着ってこと。

基礎がしっかりしていない状態で過去問演習をメインにしたって、そもそも解けるはずもなくて意味がありませんし、仮に現段階で基礎がしっかりしていたとしても「過去問を解くのに毎日何時間も費やした結果、復習がおろそかになって基礎知識を記憶に維持できていない」となってしまっては、本末転倒です。「基礎を叩き込むこと」「基礎の復習をすること」の2つをメインに、勉強内容を組み立てていくべきであるということは、お忘れなきようお願いします。

解きっぱなしにしない

「過去問を解いて解きっぱなしにするのはダメ」だなんてことは、今更言われなくてもわかっているかと思います。が、解きっぱなしにするのがダメだとして、じゃあ、過去問を解いた後何をすればプラスになるのか、これをきちんと考えて実行している人がどれだけいるでしょうか。

過去問を分析しているか?

これだけは絶対にやるべきというもの、それは「”なぜできなかったのか”から始まる過去問分析」です。これをやらないというのならもはや、何のために過去問演習をやっているのかわからないと言っても過言ではありません。

どんな知識が足りないのか。どんなスキルが足りないのか。そもそもこの問題は解けるようにしておく必要はないのではないか。当該設問に費やすと決めている時間の設定は適切か。ひとたび過去問を解けば、考えることは山のようにでてきますよ。できなかったところ、間違えてしまったところから思慮を巡らせ、自分の勉強方針や目標設定を適宜修正していくことが、過去問を解くにあたって最も重要なポイントです。必ずやってください。

参考書には載ってない知識の収集

過去問分析を行った後、「知識が不足している単元がどこなのか」がハッキリしている場合は、手元の参考書の当該単元のページに立ち返って勉強しなおすべきですし、何かしらのスキルが乏しくて困っている場合は、そのスキルを向上させるための勉強法(今後過去問を解く際に意識すべきことを明確にする等)を編み出す他ないでしょう。

で、それに加えて私がすべきだと思うのが「参考書に載っていない知識の収集」です。国語と英語、文系だとこれに加えて世界史/日本史/地理、これらの教科の過去問を解いた際には特に、ですね。

「自分が使っている参考書には載っていないけど、過去に志望校の入試問題で必要とされた知識(ただし金輪際問われないであろうレベルのものは除く)」をノートか何かに書き溜めていくんです。個人的にはこれ、めちゃくちゃ大事だなと思っております。あ、書き溜めたものは当然、繰り返し復習して全部覚えますよ。

なぜこれが大事なのかという話。

参考書にない知識を書き溜めたノートを作ることのメリットは「復習を効率化できる」と「参考書を完璧にすることに加えて、どんな知識が必要なのかが見えてくる」の2点です。

1つ目のメリットについて。このノートを見返すだけで過去に行った過去問演習の復習が完結するのはかなりデカいです。過去問演習ってのはやはり初見で解くことに意味がありますから、過去に解いた問題を改めて解くという形で復習を行うのは(数学を除いて)極めて非効率的なんですよね。「このノートにある知識をインプットしておけば、この間解いた問題はどうせ解けるから、改めて解いてみなくてもいいよね」という状態を作れば、復習効率爆上がり間違いナシでしょう。

そして2つ目のメリットについて。ノートにあれこれ書き溜めていくうちに「この大学はこういう感じの知識を求めてるのか」というのがうっすらわかってくることがあるんですよね。例えば「あれ?この大学は”単語帳に載ってないくらい簡単な単語の意外と知らない意味”を突いてくることが多いぞ?」とかね。そういったことに気がつければ、今後の勉強方針をより良い方向に持っていくことができるってわけです。最高ですね。

フルで解く時間はないのでは?

たまに「今日は英語の日!英語の過去問を1年分、時間を測って解くぞ!」みたいなことをしている人を見かけますが、このやり方はあまりおすすめできません。

これは、過去問1年分に相当する「過去問分析」と「知識の収集」を行うとなると、かなりの時間がかかってしまい、本来重視すべき「基礎の定着(最初の節で述べたもの)」に割くことのできる時間が少なくなってしまうからです。

「今日は英語の日!英語の○年度の過去問の大問をひとつ解くぞ!この大問にかけられる時間は×分だから、その時間内に解き切れるよう頑張るぞ!」というように、大問ごとに切り出して取り組むのが良いのかなと思いますね。


というわけで、長くなりましたが、3つの注意点でした。
これを参考に、ラストスパート頑張ってください!

フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!

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