【勉強法】共テ後の過去問演習
どうも、フジです。
前回の記事で「過去問演習ばかりはNGだぞ、基礎知識の復習時間をきっちり取るように」という話をしました。今回はその続き。過去問演習を行う上での注意点とオススメの進め方を紹介します。
過去問演習どうやってる?
共通テスト後の過去問演習について、Googleで検索したらどんなのがヒットするのかなと思って試しに調べてみました。すると、有名どころではこんな感じで紹介されていましたね。
1週間に2年分を解くようにしましょう! 1月23日の週から勉強を過去問勉強を始めると10年分は解くことができます。 解き進め方ですが、3日間1セットとします。
1日目 過去問を解く、採点する
2日目 間違い直しをする
3日目 間違えた範囲の復習を参考書などを使って行う
これを1週間で2セット行い、残りの1日は1週間の総復習を行います。
参照 : 【受験生必見!】共通テスト後から私立・国公立受験までの過ごし方!
「過去問 共通テスト後」で検索して出てくる記事のトップがこれってことは、多くの受験生がこの型で過去問演習を行なっているのかな。そうですね、このやり方もこのやり方でナシではないとは思うのですが、私としては、もっと効率よく過去問演習を行うことができるのではというのが正直なところです。
「4ステップを1日で」
過去問を解いた後は、
- 採点をする
- 間違い直しをする
- なぜ間違えてしまったのか、自分には何が足りなかったのかを分析する
- 復習すべき箇所がわかりやすいように、参考書にチェックを入れたり、暗記すべき事項をノートに書きまとめたり、過去問をファイリングしたりする(復習のための情報整理)
という4ステップを、必ずその日のうちに行うべきだと私は考えています。これに数日もかけるというのはあまりにも非効率的です。そりゃそうです。解いた過去問の記憶は次第に薄れてきますから、即振り返りが鉄則です。復習に取り掛かるのが数日後だなんて遅すぎますし、数日に1度しか問題を解かないというのも腕が鈍るのでおすすめできません。
是非、先にあげた4ステップを、必ず問題を解いた日のうちにこなすように心がけてください。
「でも、例えば英語の過去問1年分を解いて、その後その4ステップを最後まで…となると、その日の勉強時間のほとんどを英語に割くことになっちゃうよ」という声が聞こえてきそうです。確かにそうですね。過去問1年分をまとめて解くなら、そういうことになっちゃいそうです。だから、前節の引用でも3日間1セットとしているのでしょう。
でも…過去問…年単位で取り組む必要あります…?
「1年分を1日で解ききる必要はない」
1年分の過去問は絶対に1回で解ききらなきゃいけないと思っている人、きっと大勢いますよね。例えば120分ある英語の試験、きっちり120分測って解いている人、大勢いるんじゃないですか?
過去問演習の最小単位は「大問」ですよ。
それぞれの大問に何分の時間を使うのか、大問ごとの時間配分は事前に決めてありますね?ならばあとは、各々の大問を事前に決めた制限時間内に解ききれるようにすればいいだけの話。1年分をまとめて解く必要なんて、正直言ってあまりないんです(残りの1ヶ月のうちに1回か2回できれば十分)。大問ごとの過去問演習を強くオススメします。
大問ごとに分割して過去問演習を行うことのメリットは多くあります。
1つ目は、前節で述べた4ステップをその日のうちに完了できる演習量に調節できるということ。例えば「今日は時間に余裕があるから、大問1の空欄補充と大問5の長文読解を解こう」「今日は他教科に多くの時間を割きたいから、英語は大問4の正誤問題だけにしておこう」といった感じで、融通が効くようになるのがめちゃくちゃデカいです。
2つ目は、その教科の過去問を毎日解くことができるという点。先の4ステップを1日で完了させられると「今日はこの大問、明日はこの大問」と、毎日どこかしらの大問に取り組むことができますよね。その教科の腕が鈍ってしまうことも防止できます。
3つ目は、特定の問題形式をまとめて練習できるということ。例えば「今日はR2からR4までの大問4正誤問題を解く日にしよう」といった感じで、同一大問を数年分いっぺんに解くということができるようになるわけです。すると、制限時間内に解ききる時間感覚を養うことに加えて、その問題形式への対応力も磨いていくことができるのです。
どうですか? 大問ごとの過去問演習の素晴らしさに気づいていただけました? 改めて、大問ごとの過去問演習を強くオススメします。
ちなみに私は
ちなみに受験生当時の私は、夏と秋の冠模試以外で「時間を測って1年分を解く」という経験はほとんどしていません。基本的に、大問ごとに区切っての演習。冗談抜きで、それだけで事足りていました。
時間を測って1年分を解くことでしか得られないものって、ぶっちゃけ、そんなにないと思っています。全体像への慣れくらいじゃないでしょうか。だから、先ほどカッコ書きで述べた通り「時間を測って1年分を解く」は残りの1ヶ月のうちに1回か2回できれば十分かなと思います。
というわけで今回は以上。
受験生の皆さん、ファイト!
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