英単語は綴りも書けなきゃダメ?
どうも、フジです。
今回は高校1年生及び2年生の方へ向けて、「単語帳で覚えた単語は綴り(つづり)も書ける必要あるの?」というテーマで記事をお届けしようと思います。
自分の志望校の過去問をチェック!
学校の授業では、英作文の練習も多少はすることになるでしょう。すると、「授業で扱ってるくらいだし、英作文もできるようにならなきゃいかんよなあ」と思ってしまうかもしれませんが、実はそんなことはありません。
まず、共通テストはマーク式であるため、そもそも英作文が出題されることはないですよね。
そして、二次試験。英作文が出題される大学が多いのは確かですが、当然出題されない大学もあるわけです。もし自分の志望校が出題されない大学に該当する場合、英作文のためにわざわざ綴りまで覚えるという行為は、合格に必要なこと以上の労力を割いているということになりますので、あまり推奨できません。
自分の目標を達成するためには何をする必要があるのか、というのをきちんとチェックすることで、効率よく勉強をすすめることができるのです。志望校が既に確定しているのであれば、きちんと過去問を確認するべきでしょう。
英作文が出題される場合でも…
さて、問題は、自分の志望校が英作文を課してくる場合ですよね。
「単語帳を勉強するとき、併せて綴りも覚えるべき?」という話ですが、結論はズバリ「覚えなくてよい」です。
実際、東大では和文英訳と自由英作文が毎年課されますが、私は英単語の綴りを覚えようと努力したことは一度もありませんでした。
綴りをわざわざ覚えなくてよい理由は2つあります。
1つ目は、コスパが悪いからです。
過去問を見ればわかるかと思いますが、英作文は、出題されていたとしても1問や2問で、配点の割合的には全体の1割にも満たない場合がほとんどでしょう。それを考慮して、綴りまできっちり覚えきることの労力を想像すれば、そのコスパの悪さに嫌でも気がつくはずですね。
2つ目は、本番でのミスを誘発するからです。
難単語の綴り暗記に手を出してしまうと、本番の英作文で、それらの難単語を無理にでも使いたくなってしまうものです。簡単な単語で表現できたところをわざわざ難単語を使って書いたが故に、悔やまれる失点をしてしまうというケースは少なくありません。簡単な単語だけで書ければそれに越したことはないという、英作文の基本を忘れがちになってしまう危険性があるのです。
英作文対策は何が正解なの?
前節で述べた通り、英単語の綴りは「覚えなくてよい」んですよね。英単語に関しては、英作文があろうとなかろうと、単語帳を用いて勉強するはずで、真剣に単語帳の勉強をしていれば、簡単なものであれば自然と綴りも頭に入るものです。ぶっちゃけ、その程度で十分だと思います。
英単語の綴り暗記にエネルギーを割くくらいなら、英文法を完璧に使いこなせるようになるための努力をするべきです。
完璧な英文法と、標準レベルの語彙があれば、空欄補充系の問題はもちろん、英作文も問題なく解答可能なはずです。
もし、どうしても綴りを覚えたいなと思うなら、それは高校3年生になって、時間に余裕が生まれたら…くらいの優先度であることを理解しておくべきでしょう。
みなさんの努力を応援しています。

















