(サムネイルはChatGPTにて生成)
カーボンニュートラルへの道:韓国編
皆さん、こんにちは。今日も、前回に引き続き、地域によって異なるカーボンニュートラルへの道のりについてお話ししていきたます。前回は中国の事例に焦点を当てましたが、今回は韓国にスポットを当ててみましょう。(前回の記事はこちら)
韓国の文化及び自動車産業
韓国に対して皆さんが持っているイメージは何でしょうか?多くの人が思い浮かべるのは、K-POPやダイナミックな文化、そしてまだ休戦状態にある国、すなわち北朝鮮との間にある緊張関係ではないでしょうか。さらに韓国は冬になると日本よりもはるかに寒く、厳しい寒波が常態化しています。
韓国の自動車産業を語る上で外せないのが、ヒョンデ自動車です。他の大手自動車メーカー、例えばトヨタや他の海外メーカーのデザインを模倣することで知られています。
しかし最近では、その外観は大幅に改善され、見た目に関しては非常に高い評価を得ています。しかしながら、技術面や内部構造に関してはまだ改善の余地があり、その点でユーザーからの評価は分かれています。
(右がトヨタのラリーマシン、左が韓国ヒョンデのラリーマシン)
(Rally Japanにて著者が撮影)
特に、電気自動車(EV)の分野では、ヒョンデは顕著な業績の伸びを見せていますが、その一方で重大な安全性の問題が相次いで発覚しています。例えば、使用中に突如としてバッテリーが爆発する事故が報告されており、これはただならぬ問題です。
韓国国内で走行中のヒョンデ製電気バスが突然爆発する事件や、事故に遭遇後わずか3秒で爆発する電気自動車の報告など、安全性に関する懸念が高まっています。

(ヒョンデのBEVが衝突後3秒で発火し鎮火に7時間を要し2名が亡くなった事故のイメージ図)
(ChatGPTにて生成)
また、加速時にアクセルを踏んでいないにもかかわらず、車が急加速するという問題も報告されています。このような現象から、「走る棺桶」と揶揄されることもあるほど、ヒョンデの電気自動車に対する安全性への疑問が持ち上がっています。
韓国国内における電力事情
韓国の電力事情に目を向ければ、さらに深刻な問題が浮かび上がります。再生可能エネルギーや原子力エネルギーの比率が非常に低いため、大部分のエネルギーは二酸化炭素を大量に排出する火力発電に頼っています。
これでは、地域全体としてカーボンニュートラルへの道のりはなお遠いと言えるでしょう。電気自動車の普及には、まずは電力供給のクリーン化が必要不可欠ですが、現状の韓国においては、これが大きな障害となっています。
気候と地域の特徴🇯🇵
寒さが厳しい冬の季節には、電気自動車のバッテリー性能が大幅に低下するという問題も抱えています。アメリカでの事例と同様、極度の寒さはバッテリーのパフォーマンスを著しく低下させ、電気自動車の利用に大きな制限をもたらします。
田舎地域ではさらに、基盤となるインフラの不足がBEVの普及を阻んでいます。こうした地域では、カーボンニュートラルへの取り組みとして、ハイブリッド車やカーボンニュートラル燃料の導入がより現実的な解決策となるでしょう。
これらの要因を総合すると、韓国におけるカーボンニュートラルへの道のりは、電気自動車の安全性の向上、電力供給のクリーン化、そして冬の厳しい寒さへの対策など、多角的なアプローチが必要であると言えます。ハイブリッドやカーボンニュートラル燃料の車は、この過渡期において韓国にとって有効な選択肢となり得るでしょう。
次回は、私たち自身の国、日本🇯🇵に焦点を当て、カーボンニュートラルへの道のりについて話を進めていきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
















