(サムネイルは著書が撮影)
みなさんこんにちは。今回は、2024年6月3日に報道された非常にショッキングな事件についてお話しします。
ショッキングな事件とは
6月3日、日本のトヨタ自動車、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキを含む自動車および二輪車メーカー計5社で、車両開発に関する不正が発覚しました。
このニュースは、日本そして世界の自動車業界全体に衝撃を与え、多くの人々がその詳細を注視しています。
日本の自動車産業で過去に起きた日産自動車の不正、日野自動車の不正、ダイハツ工業の不正は、検査データの改ざんや隠蔽など、自動車メーカーとしてやってはいけない行為で消費者の信頼を大きく損なう行為で大きな過ちでした。
では今回もまた日本の自動車産業は大きな過ちを犯してしまったのでしょうか?
大きな過ちでもなく安全性にも問題はない!
今回の不正について詳細を見てみると、今回不正とされた殆どの試験は国の指定する基準よりも厳しい条件で試験を行っていたことが明らかになりました。
不正とされた試験の例
具体的な例としてトヨタ自動車の不正とされたを例にあげます。
後面衝突試験において規定より厳しい台車重量を使用して試験をしており問題視されました。
日本の法定基準では1100キロ±20キロの台車で試験を行うことが求められていますが、トヨタは規定より約700キロ重たい1800キロの台車で試験を実施していました。

(後面衝突試験の詳細)
(引用元はこちら)
このように、基準よりも厳しい条件で試験を行った結果が「不正」とされたのです。
このように、今回不正とされた殆どの行為は基準より厳しい内容で試験を行っていました。
重い台車での試験に合格している車両は、基準の軽い台車での試験でも十分な安全性を確保できることを示しています。
つまり、基準を超える試験を行うことで、車両の品質と安全性をより高いレベルで確認していたということです。
過去の自動車メーカーにおける大規模な不正との大きな違い
過去の日産自動車や日野自動車、ダイハツ工業の不正は、弁明の余地も無く許される行為ではありませんでした。
それに対し、今回の不正は、法定基準を超える試験を行っており質が異なります。
この違いを理解し、今回の件が必ずしも製品の品質に重大な問題を引き起こすものではないと認識することが重要です。
さらに、日本の自動車メーカーは、常に「もっといいクルマづくり」を目指しており、日々技術革新に努めています。
例えば、トヨタは環境に優しいハイブリッド技術や水素エンジン車の開発に力を入れており、持続可能な未来を目指しています。さらに過酷なモータースポーツの現場で日々クルマと人を鍛えています。
また、ホンダやマツダもそれぞれ独自の技術を駆使して、高性能で安全な車両の開発に注力しています。
これらのメーカーは、モータースポーツの現場でも厳しいテストと評価を行い、そこで得たデータを市販車の開発に活かしています。

(トヨタ及びホンダのモータースポーツの現場におけるクルマづくりの様子)
(モータスポーツの場にて著者が撮影)
このように、日本の自動車メーカーは、お客様の安全と笑顔を最優先に考え、常に最高の品質を提供し続けることを目指しています。
今回の不正が報じられる中でも、これまで培ってきた信頼と品質を維持し、さらなる改善と進化を遂げることで、お客様に安心して選ばれる存在であり続けることを目指しています。
まとめ
皆さんには、今回の件が車両の安全性に大きな影響を与えるものではないことを理解していただき、今後も安心して日本の車を利用していただきたいと思います。
日本の自動車メーカーは、これからももっといいクルマづくりを追求し続けることでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。













