【留学記③】スウェーデンに来て衝撃を受けたこと

こんにちは！
今回は、私がスウェーデンに留学している中で衝撃を受けたことを3つご紹介します！

これまでの記事はこちらから↓
【留学記①】スウェーデンってどんなところ？
【留学記②】私がスウェーデン留学を決めた理由

環境に優しい消費生活

梱包は最小限に

スウェーデンのスーパーでは、野菜や果物がバラ売りされています。



これらを買う際には、紙袋などに必要な分だけ入れ、重さを測ってレジに持って行きます。

包装にプラスチックが使われていないだけでなく、必要な分だけ食材を買うことができるので、食品ロスを減らすこともできます。

他にも、食材の梱包に紙が使われているものも多く、環境に優しいと感じます。

また、スーパーには使い終わったペットボトルを回収する機械もあります。ペットボトルを回収機に入れると少額のお金がもらえます。

洋服や雑貨はセカンドハンドで

セカンドハンドショップとは、中古品を扱うお店のことです。

スウェーデンには、このようなショップが多く、洋服や本、雑貨、食器、家具などが売られています。

「安い物を買ってすぐに捨てる」という大量消費文化は、環境に大きな負荷がかかります。
また、ファストファッション業界では劣悪な労働環境・安い給料などの労働力の搾取が人権の観点から問題となっています。

セカンドハンドショップで洋服や生活雑貨を買うことで、環境や人権に配慮した消費活動を実現することができます。

また、運が良ければブランド品をとても安く手に入れることもでき、お財布にもとても優しいです。

このようなセカンドハンド文化は、スウェーデンで老若男女に浸透しています。

番外編：調べて・考えてみよう

• 日本では、どれくらいのゴミが出され、どれくらいがリサイクルされているだろう。調べてみよう。
• ファストファッションの問題点について調べてみよう。

スウェーデンで暮らす中で、日本での自分の消費生活がどれだけ環境に負荷を掛けていたかに気づきました。
日本に帰っても、エコな暮らしを続けたいと思っています🌏

ジェンダー平等

スウェーデンは、世界経済フォーラムによるジェンダーギャップ指数において毎年5位以内に入る、ジェンダー平等が進んでいる国です。

現地での暮らしの中でも、ジェンダー平等を実感する場面がとても多いです。

ラテ・パッパ

「ラテ・パッパ」とは、「育休中のお父さん」を指します。ラテを飲みながら幼い子どもと散歩をするお父さんのイメージです。

この言葉は、スウェーデンで育児に積極的に参加する男性が多いことから生まれました。

実際にスウェーデンの街を歩いていると、ベビーカーを押していたり抱っこ紐をして赤ちゃんを連れている男性をよく見かけます。

また、時折同性カップルが子どもを連れている場面も見かけ、ジェンダー先進国であることを実感します。

番外編：調べて・考えてみよう

• 日本での男性の育休取得率を調べてみよう。女性の育休取得率や取得期間と比較して、どんなことがわかる？
• 日本で同性カップルが子どもを持ちたいと考える時、どのような方法があるだろう？

参考になる資料：

• YouTubeチャンネル「ふたりパパ」

オールジェンダートイレ

スウェーデンでは、多くのトイレがオールジェンダートイレです。



これらのトイレには性別関係なく入ることができます。

ドアを開けると個室のトイレになっており、トイレの中に手を洗う洗面台までついています。

私が通う大学も、すべてのトイレがオールジェンダートイレとなっています。
個室を出るとすぐに廊下につながっており、プライバシーや安全面で困ったことはありません。

番外編：調べて・考えてみよう

• オールジェンダートイレには、どのようなメリットがあるだろう。
• 日本でのオールジェンダーの取り組みについて調べてみよう。どのような目的で設置され、どのような構造になっているだろう。
• スウェーデンのオールジェンダートイレについて調べてみよう。日本との違いはあるかな？

参考になる資料：

• 「オールジェンダートイレ」ICUや東大に　工夫したのはどこ？

ジェンダー平等が進むスウェーデンでは、日本と比較して大きく異なる点がたくさんあり、良い意味で衝撃を受けたことがたくさんありました。

大学に成績がない？

スウェーデンでは、日本の学校のような「成績」がありません。
大学でも、テストや課題は「合格（pass）」か「不合格（fail）」のどちらかで結果が出ます。

不合格になった際には、その理由が明記され、再挑戦の機会が与えられます。
同じ試験に2回不合格になった場合、異なる教員の元で試験を受けることができます。

このような評価システムは、他人と競争するのではなく、自身の学びや成長に重点が置かれていると感じます。
また、学校の教職員による不当な扱い「アカデミックハラスメント（アカハラ）」も防ぐ構造となっています。


今回は、私がスウェーデンで留学する中で驚いたことをまとめました！次回に続きます！