皆さん、こんにちは。
近年の地球温暖化を踏まえて、脱炭素の動きが加速しています。
そして多くの人々が「二酸化炭素(CO2)が地球温暖化の主な原因である」と主張していますが、果たしてそれは本当に正しいのでしょうか?
今回は、二酸化炭素が本当に地球温暖化の主な要因なのかについて話していきます。
産業革命後の地球温暖化の背景
地球温暖化とは、一般的に産業革命後の約250年間で地球の平均気温が上昇し続けている現象を指されています。
各国はこの温暖化を抑えるために、2050年までにカーボンニュートラルの達成を目指しています。
一般的に、「産業革命によって二酸化炭素の排出量が増加し、それが地球温暖化の主な要因である」と言われています。
しかし、これが本当に主な要因なのか、疑問を持つ必要があります。
地球の気温変動は自然現象?
約46億年前に誕生した私たちが暮らす地球。そんな地球は長年にわたり温暖期と氷河期を繰り返してきました。
時には非常に暑い時期もあれば、極寒の時期もありました。つまり、地球の気温は一定ではなく、常に変動しているのです。
産業革命後の約250年間の温暖化は、「たまたま地球の気温が上昇するタイミングだった」と考えることもできます。
また46億年の歴史を持つ地球規模で見れば、約250年間という期間は誤差の範囲とも言えるでしょう。
(地球のイメージ図)
二酸化炭素濃度と植物の関係
「二酸化炭素が増えると砂漠化が進み、植物が枯れてしまう」と言われることがありますが、過去の地球を見れば、必ずしもそうとは言えません。
例えば、現在利用されている石炭は、過去の巨大な植物が堆積し、長い年月をかけて形成されたものです。
これらの植物が巨大であった背景には、高濃度の二酸化炭素があったことが関係しています。
二酸化炭素は光合成に必要な要素であり、高濃度の二酸化炭素環境では植物はより成長しやすくなるのです。
実際に現代の温室農業でも二酸化炭素濃度を意図的に高めることで、作物の成長を促進する技術が活用されています。
したがって、「二酸化炭素濃度が高い=植物が枯れる」という主張には疑問が残ります。
気温変化の歴史的背景
産業革命直前の1300年から1850年※は、「小氷期」と呼ばれる地球の寒冷期でした。※小氷期の詳しい時期については研究者によって多少のズレがあります。
普通に考えれば小氷期が終われば気温が上昇することは特段不思議なことではありません。
そのため、産業革命後に気温が上昇したのは、単にこの寒冷期が終わったことが要因である可能性もあります。
つまり、「産業革命による二酸化炭素の増加が温暖化の主な原因」と断定するには、まだ十分な証拠がないのです。
まとめ
このように地球温暖化の原因については、二酸化炭素の影響が指摘されていますが、気温変動は地球の長い歴史の中で自然に起こりうる現象です。
現時点では、「温暖化は人類の活動が原因なのか、それとも自然の変動なのか」という疑問に対する明確な答えを出すことは不可能です。
答えが分かるのは、数千年、数万年、あるいは数億年後かもしれません。
あと1つ確実な事があります。それは氷河期に突入するよりも、温暖な気候の方が人類にとっては生存しやすい環境であることです。
そして、二酸化炭素が主因かどうかを問わず、ポイ捨てをしないなどの地球環境に配慮した行動を取ることは大切でしょう。
最後までありがとうございました。




