理解で終わるな、暗記をしろ暗記を
どうも、フジです。
今回は、この秋から勉強に専念し始めた高校3年生へ向けた記事。これまで受験勉強から目を背けてきた、部活が忙しくて勉強できていなかった、そういった人へ向けて、暗記の重要性を再認識してもらうための記事です。
「まずはとにかく1周」なのか
受験本番まで残り3-4ヶ月、この短期間で可能な限りレベルアップするために、最短ルートを歩みたいと考えるのは受験生であれば必然。
それを踏まえると、この秋から頑張り始めた人であれば「まずはとにかく全範囲をひと通り勉強し終えなきゃ」という考えに至る、数学なら「とにかく青チャートの例題をすべて解こう」、英語なら「一旦文法問題集を1周しよう」みたいな感じで、各教科とにかくその全貌を把握しようと試みるんじゃないかなと思うんです。
これってどうなんでしょうね。
確かに、「全貌を把握しなきゃ」という部分については、私もそれで間違っていないのかなと思います。全体を俯瞰できるようになることで、逆に各単元の理解度が深まるということもありますし、総合的に高い得点を取りたいのなら「部分的にだがめちゃくちゃできる」よりも「ざっくりとでも全範囲できる」を目指すべきだからです。
でも「とにかく」という部分、「とにかく全範囲を」「とにかく参考書や問題集を1周」という部分、私はここに違和感を禁じ得ないんです。
暗記しなきゃいけない
「まずはとにかく1周」と考える人の多くは、理解することで満足しちゃっているのでは、と私は思っています。「まずはとにかく1周、その後時間の許す限り何周も何周も取り組めば、そのうちできるようになるだろう」という思考が、その言葉尻から垣間見えます。
「そのうちできるようになる」かあ…。うーん、そのノリだときっと、全部できるようになるには何十周と必要そうですね。そんな超非効率的なことやってちゃあ、残り4ヶ月で仕上げることなんてできやしませんよ。
はい、というわけで、その思考、今すぐに捨ててください。
あなたが1番に考えなきゃいけないのは、「とにかく1周するぞ」ではなく、「一刻も早く、全範囲の重要箇所/頻出ポイントを暗記しきるぞ」ということなんですよ。「どう取り組めば多くの知識を効率よく暗記できるかな」というのを念頭に取り組まなきゃいけないんです。
暗記しなきゃいけないというのを念頭に置いて、取り組んでみてください。これだけでたぶん、取り組み方、結構変わってくると思いますよ。復習めちゃくちゃ大事だってことにも気がつけるはずです。「理解した上で暗記までしちゃうぞ」での1周は、 「理解して満足」でとにかく1周した後、「ぼんやり復習(※1周目を理解して満足で終えちゃうような人の2周目以降は決まってこれなはず)」を99周する…くらいの価値があると思います。
オススメ勉強法
1日100ページを進められる時間と体力があるのなら、それを1日50ページ、いやそれ以下にまで減らしましょう。そして、浮いた時間で、前日までにインプットした内容の復習をするんです。
私のおすすめの回し方を紹介します。
まず、前日及び前々日に勉強した内容はきっちり全て復習しましょう。時間がかかるとは思いますが、丁寧に復習するべきです。このタイミングで、前々日に勉強内容について、今後も復習を要するものとそうでないものに分類しておきます。
次に、前前々日以前に勉強した内容について、要復習と判断したもの全てを復習しましょう。復習強度はその内容によって変わってくると思いますが、とにかく全部復習していきます。ここで「こりゃあもうさすがに覚えたぜ」というものは、翌日以降の復習対象から外しておきましょう。
これを、参考書なり問題集なりを1周しきるまで続けてください。めちゃくちゃ大変ですが、めちゃくちゃ効率はいいと思いますよ。
というわけで今回は以上。
参考になっていれば幸いです!
















