辞書は持ち歩け!
どうも、フジです。
今回は、前回に引き続き「紙の辞書」のオススメです。私は圧倒的に紙の辞書派だったので、そういう視点で書かせていただきます。既に電子辞書をうまく使いこなしている方の参考にはならないかもしれませんが、電子辞書の購入を検討している方や、辞書をあまり使わないよという方には是非参考にしていただきたく思います。
単語帳に載っている単語を…
前回の話の続きをちょっとだけ。
最後に「単語帳に載っている雑な日本語訳ではうまく訳しきれなかった文章が、辞書に載っている意味を知ってるだけでスラスラ訳せるようになりました」と書いたんですが、これは文中に出てきた「ん?これってどういう意味だっけ?」と思った単語を辞書で引くことを続けた結果…ではないんです。
単語帳に載っている単語には、どうせそのほとんどに単語帳だけでは知り得ない意味や使い方、ニュアンスが隠れています。なので私は、高2の夏から約1年かけて、”鉄壁”に載っているすべての英単語を辞書で調べました。そしてそれを単語帳にメモし、コツコツと全て覚えました。いわゆる意訳(原文の一語一語の意味にとらわれず、前後の文脈等を頼りに、全体の意味を汲み取って訳すこと)というやつが苦手だった私ですが、これをしたおかげでほとんどの英文をバチィッと訳すことができるようになり、非常に読解が楽になりましたね。
単語帳に載っている全ての単語を辞書で調べろとまでは言いませんが、重要なもの、よく出るものに関しては、そうしておいて損はないかもしれません。
よく見る簡単な単語にも…
この話は過去に何度かしたことがあるのですが、個人的には結構見落としがちなテーマかなと思っているので、改めて。
前回の記事および前節では、単語帳に載っている単語に関するアレコレをお伝えしました。次に目を向けて欲しいのが、単語帳にすら載らないレベルの単語です。
あ、難しくて載らないではないですよ。
簡単すぎて載らない、です。
私たちは、簡単すぎる(と思い込んでいる)単語について、その意味を曖昧なままにしがちなんです。
みなさんは past という英単語を見たことがありますね? ないはずがありません。おそらく中学1年生でも知っている単語です。では、past の意味、きちんと言えますか?
言えない人の方が多いんじゃないでしょうか。past はザックリと「(名詞)過去 / (形容詞)過去の」くらいの認識なのでは?
辞書で調べてみてください。
「(副詞) ①(場所を)過ぎて、通り越して ②<時が>過ぎて」
「(前置詞) ①<時間>を過ぎて ②<人・場所>を通り越して ③<ある数量>を超えて」
のような意味があるんです。これを知らずに past が含まれる英文を読もうとすると、どうにかこうにか自分の知っている「(名詞)過去 / (形容詞)過去の」の意味で和訳しようと無駄な試行錯誤を繰り返し、挙句の果てに間違った和訳へと辿り着く...。
このように「簡単すぎる単語」の意味は、なんとなくのまま放置されがちで、それによって、読めるような気がするのに読めないという状況に陥ってしまうことが考えられるのです。
「この単語、よく見るけど、そういえばきちんと意味を把握できていない気がする…」みたいな単語、辞書で調べたくなってきたでしょう?
ちなみに私は、そういう単語が出てくるたびに辞書を引いて、1冊のノートにまとめていましたよ!









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