【学部はこう選ぶ】APUの特命副学長や学部の選び方について、職員の方に聞いてみた!

「APU」こと立命館アジア太平洋大学の職員の方々に、APUならではの魅力や、各学部の内容や違いを詳しくインタビューさせていただきました。
APUを知らない人や志望校が決まっていない人にとっても、進路を考えるきっかけになり、普段の勉強のモチベーションが上がる内容ばかりなので、ぜひ読んでみてください!
インタビューが盛り上がりすぎて、1つの記事に収まらず、2部構成になっています。
- 第1回:新しい環境に飛び込んで成長できる!APUの魅力とは?
- 第2回:高校生による特命副学長とは?APUの学部選びのコツも紹介!(← 今回)
勉強の休憩時間に是非読んで、やる気を上げてもらえたら嬉しいです。
(APUの志賀さんとジョーンズさんにお話を伺いました!)
今回は第2回で、高校生に大学の副学長を任せる「特命副学長」という面白いプロジェクトや、APUの各学部の魅力についてとことん伺いました!
高校生が大学の副学長に!?
- 続いて、私自身がとても興味を持った、APUの「特命副学長」プロジェクトについてお伺いさせてください!これはどのようなプロジェクトなのでしょうか?
これは、APUを自分たちで直接変えて、もっと面白い場所にしていこう、という目的で、高校生チームとAPU在校生チームにそれぞれ1年間、大学の特命副学長を担当してもらうプロジェクトです。(詳しくはこちらの公式サイトで)
それぞれのチームは、1名の特命副学長と4名のサミットメンバーから構成されていて、先日ついにメンバーが発表されました。
(特命副学長チームの大きな役割 出典:特命副学長公式ページ)
- 高校生が直接大学の経営に関わるという点が、とても画期的で面白いなと感じました!活動報告が楽しみですね。
ありがとうございます、そうですね。高校生チームの特命副学長やサミットメンバーを見ていただくとわかるように(メンバー紹介)、全国から集まっていて、面白いことが起こるのではないかとワクワクしています。
また先日の記者会見でも、高校生チームは初対面であるにも関わらず、限られた時間でなんとか資料にまとめ、プレゼンまでしっかりこなしていて、さすがだなと感じました。それでも、APUの在校生チームの議論や作業の速さにはびっくりしていたようで、大学生チームがいて刺激を受けられるという環境にも価値があるのかなと思っています。
- 在校生はAPUの授業で鍛えられてますからね。笑 お互いに高め合いながら、「大学を自分たちで変える」という大きな目的に向けて、面白いことができる環境は素敵だなと思いました。
(APUキャンパス 出典:APU公式ページ)
APUだけに留まらない、学部選びのアドバイス!
- では、APUの学部についても詳しくお聞かせください。APUには学部が3つあり、さらにそれぞれの学部で細かく専門が分かれていますが、入学時点ではどこまで決める必要があるのでしょうか?
APUには、アジア太平洋学部(APS)、国際経営学部(APM)、そして2023年春に開講したサステイナビリティ観光学部(ST)の3つの学部があります。
これらの学部については、入学時点で決めていただく必要があります。
入学後にそれぞれの学部の中で基礎を学び、3年生、4年生で自分の専門の学習分野を決めていき、学びを深めていくイメージです。
- よくわかりました!ざっくりと「グローバルなことを学びたい」と考えている子も多いと思いますが、どのようにAPUの学部を選ぶのが良いでしょうか?
APUではどの学部もグローバルですからね。笑
まずわかりやすいのはサステイナビリティ観光学部(ST)かなと思います。その名の通り、環境や開発といった持続可能な社会作りを学ぶサステイナビリティ学の領域と、大分県の別府という場所を活かして、地域作りや観光業などを学ぶ観光学の領域が含まれています。
(サステイナビリティ観光学部(ST)の専門領域)
サステイナビリティ観光学部では、1年目からフィールドスタディや専門実習があり、現場での学びをとても大切にしているので、開発や観光分野に興味があり、実践的な学びのスタイルが好きな人には合っていると思います。
また、組織作り・リーダーシップ・マーケティング・会計などのビジネススキルを学びたい場合には、国際経営学部(APM)がオススメです。
(国際経営学部(APM)の専門領域)
前回の記事でご紹介した企業との協働プロジェクトも多いですし、プレゼンなどグループでの作業も多いので、常に多様な意見をまとめ上げていくプロジェクトマネジメントのような学び方が好きな人はより向いていると思います。
ただ、国際経営学部でしかビジネスが学べないというわけでは全くなく、サステイナビリティ観光学部でも社会起業の授業が行われていたりと、学部で学ぶ内容が重複してくることはあります。
そして、これらの2つの学部に比べるとフワッとしたイメージが持たれがちなのが、アジア太平洋学部(APS)です。笑
APSでは、ざっくり言うと国際関係を学びます。国と国のつながりや、文化の違いなどを、政治や経済、社会などを色々な視点で、横断的に学ぶイメージです。
(アジア太平洋学部(APS)の専門領域)
国際関係を学ぶ上では、色々なテーマに深く切り込んでいったり、多面的な視点で見たりするのがとても重要ですが、まさに、「学生の半分が国際学生」というAPUの多様性のある環境が存分に活かされる学部でもあると思います。
また、実際に海外に行って、その地域の文化を肌で知るということも大切にしているので、アジア太平洋地域の多様な社会、政治、経済、文化が好きな人にもオススメの学部です。
- とてもわかりやすい紹介をありがとうございます!APU卒業後は、皆さん学部の専門性を活かして活躍されているのでしょうか?
卒業後の進路については、学部間での違いが意外と無いんですよね。サステイナビリティ観光学部は2023年開設で、まだ卒業生がいないのでなんとも言えませんが、アジア太平洋学部と国際経営学部ではそこまで大きな違いはないです。
強いて言うと、アジア太平洋学部では行政に進む人もいたり、国際経営学部では人材育成や貿易などの業界を志向する人がいたりするくらいですかね。
あとは、やはり全体的に言えることとして、グローバルに活躍できる外資系の企業に進む人も多いと思います。
- これまでお伺いしてきて、APU生は社会のどこにいても活躍できそうだなと感じていました。高校生に向けて、学部選びに関して、他にアドバイスはございますか?
これは少し高度になってしまうかもしれないのですが、ぜひAPUの教員を調べてもらって、実際の担当授業や研究テーマを見て、ちょっとでも「この先生の研究は面白そうだな」というものを見つけていただけると、充実した大学での学びに繋がる間違いのない選択ができると思います。
例えば大分県の高崎山という山に野生の猿がいるんですが、ここは観光地にもなっているんですよね。そういった場所などを研究するワイルドライフ・ツーリズムという分野で、地域と観光ビジネスと野生動物の持続可能な関係を研究されている先生もいらっしゃいます。
このような面白い先生が本当にいっぱいいるので、具体的に研究分野などを見ていただけると、興味があるかどうかを判断しやすいかなと思います。(下の学部ごとのAPU教員紹介ページから、学部ごとに先生方の詳しい紹介や研究内容を確認できます)
- それは初めて聞く分野です!確かにその進路の決め方は、志望校によらず強くオススメしたいですね。詳しくお話をお伺いさせていただき、ありがとうございました!
はい、インタビュー記事はここまでです。いかがでしたか?
前回の記事でAPU全体の特徴や魅力をたくさんご紹介させていただきましたが、それらの素敵な環境に加えて、特命副学長プロジェクトや、新しい学部の開設など、毎年のように取り組みをなされていて、大学全体の勢いをひしひしと感じました。
教職員の方々の想いと、学生さんたちの熱量が良い相乗効果を生み、APU全体の「ワクワク感」につながっているのだと痛感しました。
APUこと、立命館アジア太平洋大学についてさらに詳しく知りたい!という人は、受験生向けの公式特設サイトがあるので、下のバナーから飛んで、いろいろな情報に触れてみてください👇👇
読んでいただき、ありがとうございました〜。