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【大学をもっと知ろう】新しい環境に飛び込める立命館アジア太平洋大学(APU)とは?職員の方に聞いてみた!


その他
2024年7月20日

「APU」こと立命館アジア太平洋大学の職員の方々に、APUならではの魅力や、各学部の内容や違いを詳しくインタビューさせていただきました。

APUを知らない人や志望校が決まっていない人にとっても、進路を考える大きなきっかけになり、普段の勉強のモチベーションが上がる内容ばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてください!とても面白い大学で、特に「なんか新しい環境に飛び込んでみたいなあ」という人にめちゃくちゃオススメの内容です。

インタビューが盛り上がりすぎて、1つの記事に収まらず、2部構成になっています。


勉強の休憩時間に是非読んで、やる気を上げてもらえたら嬉しいです。

APU_okke_インタビュー

(APUの志賀さんとジョーンズさんにお話を伺いました!)


今回は第1回で、APU全般の話になります。大学全体の推しポイントや、APU生の特徴などをとことん伺いました。

とにかく実践的!APUの魅力に迫る

- 今日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

- APUと聞くと、留学生が多く、世界中から学生さんが集まるイメージがありますが、実際どれくらいの多様さなのでしょうか?

一番のAPUの特徴は、「半分が国際学生」という点ですね。

APUは全体で約6,000人の規模なのですが、その半分の約3,000人は、世界109ヵ国・地域から来ていて、この圧倒的な多様性はAPUのとても大きな特徴の一つかなと思います。

また、他の大学では短期的に学ぶ留学生もたくさんいると思いますが、APUの場合は、みな正規の学生で4年間在籍をして学位を取得するので、海外に行かなくても多国籍な友人との濃密な大学生活が過ごせる点は、APUならではだと思います。

- 半分はすごいですね!学生さんは、学生寮などで共同生活を送るのでしょうか?

APハウスという、APUの国際教育寮があるのですが、1年生の希望者は全員入れる仕組みになっていて、国際学生は原則全員が入寮します。今の1年生の子で言うと、国内学生の9割は入寮しているので、ほとんどの学生が1年目を寮で過ごしていることになりますね。

いろいろと初めは衝突もあるようですが、そういった経験を乗り越えてみんな強くなっていくようです。


APU_APハウス①


APU_APハウス②


APU_APハウス③

(APハウスにはビリヤード台や卓球台も! 出典:APU公式ページ(以下同))


- 共同生活から得るものは大きそうですね。授業はどのようなスタイルをとられているのでしょうか?

APU自体、日本語と英語を公用語としています。キャンパスに来ると、異文化な環境だと感じると思います。笑

授業では、この多文化・多言語の環境というのを生かして、1年生のうちから、国内学生と国際学生を混ぜたワークショップが行われます。日本人だけの視点じゃなくて、海外の他の国の多様な視点だとどうなるかというのを考えます。

ほとんどの授業でこのようなディスカッションや実践形式をとても大事にしており、どんどん言語の壁や文化の壁を超えていってもらうスタイルです。

- 実践的に鍛えられる授業スタイルは、とても魅力的ですね。ここまでお伺いしていて、多くの読者の方がとても気になっているところだと思いますが、やっぱり英語がペラペラじゃないとAPUでやっていくのは厳しいのでしょうか...?

結構そのようなイメージを持たれがちなのですが、全くそんなことはありません!初めは ”My name is …” くらいしか話せない学生さんもいます。

そんな学生さんでも、入学してからAPUの環境に触発されて、英語の勉強を頑張って、交換留学にも行って、世界的に有名なGAFAなどの企業に就職していく子もいます。

英語のレベル別にコースを細かく分けているということもありますし、実は授業も全て英語というわけではなく、ほぼ全ての授業を2言語で開講しているので、英語で受講することも選択できます。

もちろん、国内学生が英語で受けたり、国際学生が日本語で受けたりしているので、国際学生と混ざっていく機会はやはり多いです。


APU_授業風景①


APU_授業風景②

(最初は英語が苦手でも大丈夫!)


- そうだったのですね、イメージが変わりました!授業以外のプログラムもかなり充実しているようですが、例えばどのような学びの機会があるのでしょうか?

本当にたくさんの機会があるのですが(参考ページ)、例えば海外での学びをご紹介すると、APUは世界中に169の協定校があり、その中でも「ダブルディグリー」と呼ばれる、APUと海外大学で2つの学位が取れるプログラムが人気です。

また、1年生から海外に行けるフィールド・スタディや、3年生などでもう少し専門的に調査・研究をするグローバルリサーチプログラムがあったりと、自分がやりたいことや行きたいところによって様々なプログラムから選べるようにしており、我々はよく「ビュッフェスタイル」と呼んでいます。笑

もちろんそれぞれのプログラムに枠はありますが、機会の数や、選べる滞在期間や国などの種類がとても多いので、手を挙げれば、他の大学よりはかなり留学や海外経験をしやすい環境ではあると思います。

- 海外での学びの機会が充実しているのは、とても魅力的です。先ほど実践的な授業というお話がありましたが、キャンパスを離れ、企業とのプロジェクトなども充実しているのでしょうか?

そうですね、授業で企業の方に講演していただくこともありますし、企業様との共同プロジェクトも多いです。例えば、APUが位置している大分県の別府には「鉄輪温泉」という温泉地域がありまして、そこの観光プロモーションビデオをAPU生が作ったこともありますし、別府の「別府温泉 杉乃井ホテル」様でお客様を呼び込むためのイベントを学生が中心となり実際に企画・運営したこともあります。

別府という地方にあることもあり、後でお話しするように持続可能な開発と観光を学ぶ学部(サステイナビリティ観光学部)もあるので、企業側から来てくださることも多く、こういった事例は本当にたくさんあります。別府の街自体が小さいので、表面的なお手伝いではなく、企業にどっぷりと入ってプロジェクトができる機会に恵まれています。

大分の老舗調味料メーカーのフンドーキン醬油様とコラボして、ムスリム向けのハラール醤油やドレッシングの開発を行ったこともあり、これはまさにAPUならではの多様性ある環境が活かされたプロジェクトかなと思います。

他にも、別府を離れて、石垣島の旅行会社に対して、改善案のプレゼンを行い、優勝者に旅行会社から旅行がプレゼントされる、という授業もありました。

また、4年生になると、国際経営学部の中に「グローバルマネジメント(キャップストーン)」というプロジェクト科目が開講されまして、これは企業の方から実際のビジネス課題を持ってきていただいて、APU生が学んできた知識を統合しながら、実際に解決策を提案するものです。

企業の実際の情報やデータも、しっかり開示していただいた上で議論を行うので、かなり実践的です。APU生は「この事業はダメなので切り捨てましょう」など、言いたい放題だったりするのですが笑、企業の皆さんにとっては学生のフレッシュな視点が役に立つようで、評判も良く、ありがたいことに数年先まで企業のリストが続いている状況です。

- ありがとうございます。机の上での学びだけではなく、外での学びがあるという点だけでも魅力的ですが、実際の企業の課題に対し解決策を提案できる機会がある、というのはとても大きな魅力ですね。

普通の高校生が4年間で成長をとげる!APU生の特徴とは?

- ここからは、APU生の内面について詳しくお聞きしたいと思います!

よろしくお願いします。

- APU生の特徴としては、どのような点が挙げられますか?

よく、「APU生って、キラキラ、ガツガツしている人が多いんでしょ?」と思われるのですが、全くそんなことはないんですよね。

確かに外へどんどん出ていく学生さんが目立っているので、そのようなイメージを持たれるのかもしれないですが、そのような子は実は一握りでして、入学時点で目的意識を持っている子だけではなく、まだ自分がやりたいことはよくわからないけれど、ちょっと自分を変えてみたいとか、新しい環境に飛び込んでみたいとか、そういった気持ちで入ってくる学生さんもとても多いんです。

APUとしても、学生さんが、多様性のある環境やプログラムを通じて、大きく刺激を受けて4年間で成長していけるような環境作りを行っています。

一人一人の個性がしっかり認められて、受け入れられる環境なので、例えばこれまでの画一的な教育がなかなか自分に合わなかった子でも、APUに来て輝き出して、大きく成長していくことも多いです。

先ほどの英語のレベルに沿ったプログラムもそうですが、APUとしては、入る時点での状況ではなく、あくまでも「APUでの4年間で成長できる」というコンセプトを大事にしています。

- とても素敵な環境ですね。やりたいことはまだ決まっていないけれど、何か変わりたい、という子は多いと思います。

そうですね、頑張ることってすごくいいじゃん、という雰囲気が学内にあふれていて、誰かが意識を高く持って頑張ろうとしていることを、みんなが応援する環境です。

なので、周りを気にせず、自由に自分の好きなことを見つけて、それを始めることができます。

教職員と学生の距離も近くて、頑張る学生さんを教職員も全力で応援しています。高校の職員室みたいに、「ちょっと話をきいてほしいので立ち寄りました」みたいな子もいますね。笑



- そういった雰囲気は、どこから生まれてくるのでしょうか?

やっぱり2人に1人が国際学生という環境だと思います。

学校でも寮でも、学生生活を送っていく上ではもちろんお互いを理解しなければならない場面が多々ありますが、APUはとても多様性のある環境なので、どうしても分かり合えない場面がたくさん出てきます。

そういった場面で、もがいてもがいた後に「じゃあもういいか」という許容が生まれてくるんですよね。

混ざり合って、ぶつかり合って、許容し合って、分かり合って、それをひたすら繰り返すうちに、許容できる範囲がどんどん広がっていって、小さいことに動じなくなっていく強さが出てくるようです。

- それは社会で生きていく上でも欠かせない、一生もののスキルですね。

そうですね、例えば会社から「2週間後にバンコクに駐在してください」と言われたときに、すぐに「分かりました」と言うのはAPUの卒業生だよね、という話を企業の方から聞いたことがあります。

普通は2週間後はさすがに無理だと思うんですが、APUの卒業生はちょっと現地にいる友達に相談して、飛んでいっちゃうみたいです。笑 校友会も世界に27支部あるので、仲間が世界中に散らばっているんです。卒業後のネットワークはちょっと他にはない規模だと思います。

- APU生のたくましさが伝わるエピソードですね。笑 入学前からそういう学生さんばかりなのではなく、APUでの4年間がそのたくましさを作っていく、ということがとてもよくわかりました!


はい、今回はここまでです。いかがでしたか?

正直なところ、インタビュー前は「APUって、英語が強くてキラキラしている人が行くんだろうな」という印象を持っていました。

しかし、今回のインタビューを通じて、「ちょっと自分を変えてみたい普通の高校生が、やりたいことを見つけて圧倒的に成長できる環境なんだ!」ということがわかり、イメージが大きく変わりました。

人に誇れるような武器は特にないけれど、新しい環境に飛び込んでみたいなあ、という人にとっては、APUでの4年間が人生の大きな財産になることは間違いないでしょう。

APUこと、立命館アジア太平洋大学についてさらに詳しく知りたい!という人は、受験生向けの公式特設サイトがあるので、下のバナーから飛んで、いろいろな情報に触れてみてください👇👇

APU(立命館アジア太平洋大学)受験生向け特設公式ページ


次回の記事では、高校生にAPUの副学長を任せる「特命副学長」という面白いプロジェクトや、各学部の魅力についてじっくりと聞いていきます。

読んでいただき、ありがとうございました〜。

この記事の著者

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