部活は受験にどう響く?
どうも、フジです。
4月も半ばになってきて、春から高校1年生の方々は、ぼちぼち所属する部活を決める頃、2年生の方々は「このまま部活を続けてて、受験勉強に支障をきたすことはないのかな」と悩む頃かと思います。
部活は、受験勉強的にプラスなのか、マイナスなのか。
私は高校入学のタイミングでサッカー部に入部した(小3からサッカーを続けていた)のですが、高校1年生の8月に退部し、それ以降は帰宅部として受験勉強に励みました。運動部も帰宅部も経験している私個人の見解をつづります。人それぞれ何を重視するかは違うと思うので、一つの参考にしてみてください。
勉強に充てられる時間は多くなる
単純に考えて、部活をしていない方が受験勉強に充てられる時間は多くなりますよね。放課後に毎日2-3時間活動しているのだとすると、部活をしていないだけで、週10時間以上の勉強時間を捻出できることになります。有利じゃないわけがありません。
もし仮に、受験勉強を最優先にしたくて、かつ、本来部活にあてられるはずの時間の100%を勉強に費やすことができるというのであれば、部活なんてやらないの一択です。
ポイントは、誰しもがこの放課後の2-3時間をきちんと勉強に費やすことができる…わけではないって部分なんですが、こんなものは気持ちの問題ですからね。
「部活をやらなかったら/やめたら成績は停滞する!」という意見を耳にしたことはありますか? これは「部活もしてないくせに勉強もしてない」「部活を辞めたことで時間に余裕は生まれたが、同時に気も緩んでしまい、勉強に身が入らない」というロジックです。つまり、全部気持ちの問題なんです。
部活をしないことで、あるいは部活を辞めることで被る不利益は、全部気持ちの問題。なんとか踏ん張って勉強を頑張りさえすれば、不利益を被ることなくメリットだけを享受できることになりますし、そこまで深く考える必要はないのかなと思います。ということで、受験勉強を最優先にしたいと強く思うなら、辞める一択かなと。
あ、部活をしないことのメリットは他にもたくさんあるんですが、長くなるのでまたいつか別の記事で。
部活によって被る不利益
逆に、部活をしていることによって被る不利益は、気持ちじゃ解決できません。
部活をしていない人に比べて、勉強時間は週10時間以上少ないことになりますから、有利不利の話をすると、まず間違いなく不利ですよね。議論の余地がありません。
また、疲労からくる眠気も勉強時間を圧迫してきます。
サッカー部時代の帰宅時間は、部活を終えてからなので、だいたい19時頃。普通であれば、夜ご飯を食べて勉強に取り掛かる...はずなのですが、部活の疲れがひどくて食後にしっかり寝てしまう...。部活から直接塾へ向かう日もあったのですが、こちらもまた眠い眠い。
眠気に負けて、やらないといけない最低限の勉強もできていなかったので、もはや話になりません。また、勉強しなきゃと思っていても眠くてできないというのは、気持ち的にストレスが大きかったです。
したがって、「部活をしていても、受験ってなんとか乗り越えられますか?」という問いに対する答えは「短時間でこれだけのビハインドを覆すだけの努力ができるなら大丈夫なんじゃない?」って感じです。
まあ、世の中の学生、部活をしている人の方が(たぶん)多いわけですし、条件は同じだと思えばそれまでですが、「最難関大学を目指したい」「どうしても行きたい大学がある」といった考えがあるのなら、部活はあまりにも渋いですね。
部活をするメリットは?
帰宅部でいた期間の方が長いというのもあり、部活のネガキャンばかりしていてはニュートラルな記事ではなくなってしまうので、最後に部活をすることのメリットも添えておきます。
高校3年生の夏、部活を引退した人たちが勉強しているのを見ていて感じたのは、根気強さがすごいということですね。
最後まで部活動を続けた人たちからは、根気強さが感じられました。放課後、校舎が閉まるまで教室に残って勉強している彼らを見て、「ずっと集中してるやん、すげぇな」と思った記憶があります。部活動を通じて、忍耐力や集中力、自制心が身についたのか、あるいはただただめちゃくちゃ切羽詰まっていただけなのか、その辺りは定かではありませんが…。
受験勉強以外の話をしてもいいのなら、他にもメリットは多々あるでしょうが、受験勉強関連でいくとこれだけですかね。なので、受験勉強を最優先にと思うなら、やはり部活はやらない方がいいことになります。
自称進学校とかだと、高校3年生まで部活を続けて受験にも成功するというのが美徳とされがちですが、そんなことをした日には、どちらも満足な結果を得られずに終わる可能性もありますし。自分でよく考えて、後悔のない選択をすべきです。














