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フジ

朝食をとれ

2025年6月10日

朝食をとれ

どうもフジです。

今回は「朝食をとれ」というお話。

受験生の中には、「朝はギリギリまで寝ていたい」「食欲がわかない」といった理由で、朝食を取らないまま登校している人も多いでしょう。しかし、そうした習慣が、実は午前中の勉強効率を大きく下げている可能性があるんですよ。

朝食を取るかどうかは、たった数分の行動の差でしかありませんが、その影響は1限目の授業だけでなく、午前中全体の集中力や思考力に波及します。

午前中のパフォーマンス低下に直結する

人間の体は、夕食から朝食までの間、8〜12時間近くエネルギーを摂取しないまま過ごしています。脳は「ブドウ糖」というエネルギー源がなければまともに働けないわけですが、朝起きた時点では、脳に必要なブドウ糖が不足している状態だということです。このまま朝食を取らずに学校へ向かい、授業や自習に臨んでも、頭が回らない・集中できない・記憶に残らないという状態に陥りやすくなります。

頭が回らない・集中できない・記憶に残らないと悩んでいる人、もしあなたが朝食を食べていないのなら、それは「気持ちの問題」ではなく「物理的にエネルギーが足りていない」のが原因かもしれません。やる気がないからではなく、エネルギー不足のためにパフォーマンスが出せないというだけ。裏を返せば、朝食という“燃料”を入れるだけで、午前中の自分がガラッと変わる可能性があるんです。

学習効果を最大化するには「脳が動き出せる環境を整える」ことが前提になりますからね。

その第一歩が朝食の摂取ってことです。

まずはとりあえず何かを口にすることから始めよう

「朝ごはんが大事なのはわかるけど、毎朝しっかり食べるのはキツい」という声もあると思います。特に、朝が苦手な人や、起きてすぐには食欲が出ないという人にとっては、朝食は心理的ハードルが高くなりがちです。

そこで意識してほしいのは
「完璧を目指す必要はない」
ということ。
最初から理想的な栄養バランスを整えようとすると挫折しやすいですが、「まずは何かを口にする」というレベルから始めることで、ハードルは一気に下がります。

たとえば、バナナ1本、ヨーグルト1個、牛乳1杯、パンひと切れ。どれか一つでも構いません。大切なのは、完全な空腹状態で午前中を迎えないことです。

この「ちょっとだけ食べる」という行動が、血糖値の急低下を防ぎ、脳を動かす準備を整えてくれます。継続していくことで、少しずつ朝にエネルギーを入れる感覚が当たり前になり、自然と「食べるのが普通」という習慣が形成されていくでしょう。

脳を動かすためには、朝食の「内容」にも意味がある

朝に何かを食べること自体が大切ですが、さらに一段階上のパフォーマンスを目指すなら、「何を食べるか」にも目を向けるべきですね。食事の中身によって、脳へのエネルギー供給の質が変わってくるからです。

朝に摂るべき基本的な栄養素は3つに集約できます。

①炭水化物(ごはん・パン・果物など)
②たんぱく質(卵・納豆・ヨーグルト・チーズなど)
③ビタミンB群(特にB1、B6が重要)

炭水化物は、脳の燃料であるブドウ糖を供給します。たんぱく質は、神経伝達物質の材料となり、注意力や意欲の安定に関与します。ビタミンB群は、炭水化物やたんぱく質を効率よくエネルギーに変えるために不可欠な補酵素として機能します。

この3つを含む朝食は、脳の立ち上がりをスムーズにし、午前中を通して安定した集中力を維持する土台作りに貢献します。たとえば「トースト+卵+オレンジジュース」や、「納豆ご飯+味噌汁+バナナ」などが、比較的手軽に準備できる朝食の一例ですかね。どれも特別な材料や調理工程は必要なく、自分で作るにしても簡単にそれができる内容です。

ちなみに最近の私の朝食は「納豆キムチ卵かけご飯+味噌汁+ヨーグルト+バナナ」です(めちゃバランスよい)。

「空腹の方が集中できる」は本当なのか?

一部では、「空腹のときの方が頭が冴える」という意見もあります。

たしかに、空腹状態になると交感神経が優位になり、体は一時的に覚醒モードに入りますからね。その結果として「朝食を抜いたほうがかえってシャキッとする」「集中しやすい」と感じる人が一定数いるのも事実です。これは、空腹によって分泌されるノルアドレナリンやコルチゾールなどが一時的に脳の覚醒を促すからだと考えられます。

しかし、この覚醒状態には持続性がありません。

エネルギーを外部から補給しないまま長時間過ごすと、血糖値がさらに低下し、結果的に集中力が切れたり、イライラや思考の停滞といった反動が起こります。こうした「空腹ハイ」は一過性のものであり、勉強や試験のように高い思考力を持続させなければならない場面では、むしろ不利に働く可能性が高いです。「空腹で集中できる瞬間がある」ことと、「安定して高い集中力を維持できる」ことは別の話ってわけです。

日常的に安定した学習を続けたいなら、やはり朝食によって脳に持続可能なエネルギーを供給するほうが圧倒的に有利です。


というわけで今回は以上。

朝食を取るという習慣は、時間にしてほんの数分の行動ですが、その影響は大きいです。とりあえず何かを口にすることからでもいい。そこから「何を食べるか」を考え、毎朝のスタートを整えていくことが、受験勉強における“見えない差”を作っていく鍵になりますよ。

フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!

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