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【部活】朝練に行ってもいいの?


その他
2025年5月29日

朝練に行ってもいいの?

どうもフジです。

今回は、高校1年生の方からいただいたご相談にお答えしていきます。

「1時間ほどの朝練に行きたいけど、勉強との両立が心配です。特に、朝は頭が冴えて数学をやりやすいので、そんな貴重な朝の時間を部活に使ってしまうのに少し抵抗があります。」

こういった悩みって、真面目で向上心のある人だからこそ抱えるものだと思います。朝練にも行きたい、でも勉強も頑張りたい、そのバランスをどうとるか。任せてください、お答えしましょう。

朝は数学に向いてる…?

まず最初に「朝は頭が冴えてるから数学をやるべき」という前提にツッコませてください。

たしかに、「理系科目は朝の方がいい」とか「午前中のほうが論理的思考力が働きやすい」とか、そういう話はよく耳にしますし、おそらく科学的にも一定の根拠があるんだと思います。

でも、正直な話をすると
そんなもん、誤差です。

私はそう思っています。
数学って、朝やったからできるようになるもんでもなければ、夜やったら無理ってもんでもない。朝だろうが昼だろうが夜だろうが、「やったかどうか」「どれだけ考えたか」っていう量と質の問題の方が、よっぽど重要です。

実際、私にゃ朝に数学を解いた記憶なんてほぼないですよ。「数学は朝に」っていう固定観念に縛られる必要はまったくないと思います。「朝は数学やらなきゃ」っていう縛りから、まずはあなた自身を解放してあげてください。

朝練に行っていいのか?

「数学は朝じゃなきゃいけないわけじゃない」という話をしたうえで、じゃあ改めて本題に戻ってみましょう。

「朝練、行っていいのか?やめた方がいいのか?」

ここで重要なのは、放課後の部活の存在です。あなたが部活に所属しているということは、おそらく放課後の時間もガッツリ部活に使っているはずです。つまり、「数学は朝に」という縛りから解放されたあなたが次に悩むとすれば、「放課後もガッツリ部活やってんのに、そのうえ朝まで部活に使ってしまっていいのか?」という話でしょう。いい悩みです。でもね、ここで悩む前に、絶対に見直しておくべきポイントがあるんですよ。

それは何かというと、

「放課後の部活が終わったあとの時間を、ちゃんとフル活用できてるか?」

ここです。
あなたが「放課後の部活の後に、勉強をしっかりやれているかどうか」によって、この朝練の意味づけがまったく変わってくるんです。

放課後の部活の後、家に帰ってからは寝るまで全力で勉強しているが、それだけだと時間が足りないと感じている、だから「朝練を削って勉強しなきゃ」って思っている。これなら、朝練を削るのも合理的な判断だと思います。てか、朝練を削る以外に選択肢がありませんよね、もはや悩む理由がないです。

でも、もしそうじゃなくて、家に帰ったらスマホをダラダラ見てしまってるとか、ご飯のあとに「ちょっと休憩」と言って2時間くらい経ってしまうとか、寝る前にYouTubeやTikTokで1時間飛ぶとか、そういう無駄の多い過ごし方をしているのなら、まず見直すべきは朝の時間ではなく夜の時間の使い方です。

朝練をやめるかどうかは「最終判断」である

多くの人は、「朝練行ってたら朝の時間が潰れる → 勉強時間減る → ダメだ」と短絡的に考えがちです。でも実際には、朝練をやめるという選択は「最初に見直すべき選択肢」ではなくて、最後に検討するべき選択肢なんです。

まずは、放課後の部活後の時間をフル活用できてるかを自分で点検してみてほしいなあと思います。真剣に生活リズムを見直して、「この夜の時間をもっと効率的に使えないか?」を考える。そのうえで、「それでもどうしても足りない」と思うなら、朝練をどうするかを考えるフェーズに進めばいいんです。

実はこれ、単なる時間配分の話ってわけじゃありません。「ちゃんと自分の時間を自分で設計する」っていうのが、受験期を乗り切るための本当の力になります。この力は、成績よりもはるかに大事です。だからこそ、まずは夜を見直すこと。それができて初めて、朝の使い方が問われるんです。

朝練で得られるものもある

ちなみに、朝練をやめるという決断を下すことの優先順位が低い理由は他にもありますよ。

多くの人は「勉強というのは『脳だけでやるもの』ではない」ということを見落としがちなんですよね。勉強のパフォーマンスには、身体的なリズムや精神的な充実が深く関わっているんですよ。

例えば、朝に体を動かすと、脳が活性化し、その後の勉強に集中しやすくなります。私自身、毎朝6km30分のランニングを日課にしていましたが、運動した日としていない日を比べると、やはり前者の方がその後の勉強に集中できていなあと感じます。その点、朝練って結構いいんですよね。

そしてもうひとつ大事なのが、「やりたいことをやれている」という感覚です。朝練に「行きたい」と感じている自分を無理やり押し殺して、勉強のために我慢し続ける日々。それじゃあ少しずつストレスが溜まっていくんじゃないかなと思います。それよりも、「朝練という選択を自分の意志でしている」「やりたいことをやれている」という実感がある方が、毎日の満足度も上がり、結果的に勉強への集中力も高まっていくものな気がします。

朝練行くにしても朝勉はしようぜ

とりあえず、まずは放課後の帰宅後の時間を見直す、つまり朝練は継続するとしてですね。朝練に行くならば朝に勉強はしなくていいってことなのかって問題がありますね。

朝は何を勉強すべきかという話になると、多くの人が真っ先に理系科目や数学をイメージしがちです。でも実は、それ以外の選択肢にも十分な合理性があるんですよ。

私自身は、「記憶の定着には、睡眠を挟んだあとの再確認が効果的だ」という説に基づいて、朝の時間を前日の復習にあてていました。たとえば、前の晩に覚えた英単語や社会の知識を、朝にもう一度見直す。たったそれだけで、記憶の定着率がかなり違うと感じていましたし、実際に学習効率も上がったように思います(先ほど私が数学をいつやるかなんて誤差でしかないと言ったように、みる人によってはこれも誤差程度かもしれません)。

朝練に行けば、数学を勉強できるほどの時間はなくなってしまうかもしれませんが、暗記科目の復習くらいなら、それこそ通学しながらでも可能なんじゃないですか? 可能ですよね? やりましょう!

結論

ということで、私の結論はこうです。

朝練云々以前に、まずは夜を最大活用せよ。

朝の時間に何をすべきかを悩む前に、まずは夜の使い方を見直す。スマホ時間やダラダラ時間を削れば、1時間は捻出できるんじゃないですかね。その1時間を有効に使うところからスタートです。

というわけで今回は以上。
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この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!