帰宅部のデメリットは?
どうも、フジです。
前回は帰宅部のメリットを紹介したので、今回はデメリットを紹介していきます。
受験のことだけを考えると、そりゃ帰宅部のほうがいいに決まっていますが、帰宅部を選べば必ずしも受験に成功できるというわけでもなければ、受験以外の側面で不都合を感じる部分がないというわけでもありません。
時間がありすぎて時間を浪費してしまう
まず最初に考慮すべき帰宅部のデメリットは、「自由な時間がありすぎるせいで、かえって何も手につかなくなる、やることなすこと全ての効率が悪くなる」危険性があるということです。
帰宅部の特権である多くの自由時間も、きちんと計画を立ててそれを有効活用できるのであれば、非常に強力な武器になるでしょう。しかし、それができない人の場合、「時間に余裕があるし、少しくらいダラッとしても大丈夫かな」という気の緩みが1日中尾を引いてしまったり、机に向かっていても「たくさん時間あるしゆっくりやろう」と無意識に能率が下がってしまったり、さまざまな悪影響を受けることになるでしょう。
私は、1日のスケジュール(平日だと16:00から0:00まで)をしっかり立ててから勉強に取り組むようにしていましたが、そういった工夫をしなければ、時間がありすぎることはデメリットと化してしまいます。逆に言うと、受験勉強のことだけを考える場合、このデメリットさえ乗り越えられれば帰宅部は間違いなく最善の選択肢ということになりますね。
何かを最後までやり遂げた/頑張り切ったという経験ができない
何かしら熱心に取り組んでいることがない場合、受験で失敗した帰宅部生の手元には、高校生活で何かを成し遂げた/頑張り切った経験というのが残らないことになってしまいます。
部活動をしていれば、高校3年生の引退のタイミングまでそれに打ち込むことで、予選敗退で終わろうが、その後の受験で失敗しようが、「部活を最後までやり切った!」と言えるような高校生活を少なくとも手に入れることができるのですが、帰宅部の場合はそうはいきません。
何もせず、のほほ〜んと過ごして高校生活を終えてしまった場合、ただ3年間無駄に時間を使ってしまったなという虚しさだけが残ることになりますし、勉強を頑張っても受験に失敗してしまえば、「勉強を最後までやり切った!」というよりは「帰宅部で勉強を頑張ったけど志望校に落ちた」という高校生活になってしまうでしょう。
受験勉強目的で帰宅部を選ぶなら、絶対に受験で満足のいく結果を得るぞという強い気持ちを持って、死に物狂いで勉強に励む必要があるなと思います。
やや風当たりが強い
学校によっては、帰宅部を選ぶことによって教室での居心地が悪くなってしまうこともあるかもしれません。
私の高校はいわゆる自称進学校で、「文武両道(とりあえず部活を最後まで続けたら文武両道扱いになる、ゆるゆる両道)」がヨシとされていたので、帰宅部の私は若干の居心地の悪さを感じていましたね。先生たちの発言の節々からも「部活を頑張りながら受験勉強をしている人は偉い」という雰囲気が滲み出ていましたし、不快に思うことも何度かありました。
私はこの状況を気にせず、というかむしろ糧にして、勉強を頑張り続けることができましたが、気になって集中できなくなってしまうような人は注意が必要かもしれません。
というわけで、帰宅部のデメリットは以上。
参考にしてもらえると幸いです。














