【現代文】ガムシャラな演習は不要である
どうも、フジです。
ありがたいことに、またまたリクエストをいただきまして。今回は「東大現代文」を意識した、現代文に関する記事となっています。
東大現代文と言いつつも、なるべく抽象化して書いていますので、難関大学を志望する皆さんに有用な記事になっているかと思います。お暇なら是非読んでいただけると嬉しいです。
コツを掴みさえすれば
現代文が苦手な人って多いですよね、きっと。
正直私も苦手でした。
中学受験の時からずっと苦手意識があって、でも、何をどう勉強すればいいのかがわからなくて放置…みたいな感じ。「まあ日本語だし?」とか思いつつ。
高校3年生になってようやく「現代文もちゃんとできるようにならないとなあ」と思い立ったわけですが、「現代文なんかに時間かけたくなくね?」というのが正直なところで、対策を行っていたのは冗談抜きで学校の現代文の授業時間だけでした。
現代文に苦手意識があったくせに、ほとんど時間を割いていなかった私ですが、なんと、最終的には東大2020の文系国語で、120点満点中71点(参考 : 80点取れたらめっちゃすごい、70点以上ならまずまず、どんなにスベっても60点はないとヤバい)をマークすることができています。
これは、コツを掴むことができちゃったからかなと思うんですよね。
自分の経験に基づいて、”不細工だけど及第点”くらいの答案であれば、コツをつかむことで割とすんなり書けるようになると私は考えています。
正直国語の得点力でアドバンテージを稼ぐ戦い方をする人のほうが珍しいと思うので、ほとんどの受験生が目指すべきは”不細工だけど及第点”の答案を書けるようになることなはず。だとすると、ガムシャラに問題演習を繰り返すというよりは、「文章を読む際、解答を作成する際に何を意識すべきかを知ること」が必要なわけですね。
「文章を読む際、解答を作成する際に何を意識すべきか」という話は、また別の記事で解説するとします(いつになるかなぁ)。
少しだけ先出ししておくと、「文章を読む際、解答を作成する際に何を意識すべきか」に絶対的な正解はないので、先達者の意見を参考にするならしつつ、自分に合った思考法を確立していくことが必要になってくるのかなと。「何を意識すればいいんだ?ポイントはどこだ?」というのデキる人から教えてもらうか、あるいは自分で考えるかして、それを検証し、修正し、自分のスタイルに落とし込んでいく…というのが現代文の効率のいい勉強法ってことですね。
ちなみに、あり得ないくらいの量の本を読んだり、めちゃくちゃな量の演習を積んだりすれば、それらの経験の中から帰納的にコツを見出すことができる(ただし無意識)のかもしれませんが、これらは、受験を念頭におくと、どう考えても超非効率的なのでやめた方がいいです。
最後に、美しく完璧な答案を書けるようになるには…という話ですが、これは正直私にはわかりません。「幼少期から読書が好きで、文学的なセンスがエグい」とか、そういう人たちの世界なんじゃないかなと勝手に推測しています。少なくとも私も含め凡人が目指すべき場所ではないな(目指してもいいけど受験勉強的にはコスパ最悪)というイメージです。
模試の採点は杜撰
私は、ちょろっと意識改革を行っただけで一気に答案作成がしやすくなったなと思っているのですが、とはいえ模試の得点が爆上がりしたというわけではありませんでした。
「答案は書けるようになったけど、東大模試じゃ全然点数出ないなあ」って感じでして。「こんなに頑張って書いたのにこの点数かよ」みたいなことがザラにありました。ちなみに合計点は、確か良くて60点、基本的には50点前後を彷徨ってたんだったかな。
「本番の70点は運良く上振れしただけの点数なんだね、コツとか関係ないんじゃないの」と思われるでしょうけども、私はそうは思いません。
理由は簡単。
模試の採点がクソだからです。
大学生になってから、アルバイトで某有名予備校の模試採点に携わっていた期間がありました。東大模試の採点もしたことがありますが、まぁ杜撰(ずさん)ですよ。採点基準が共有されるので、それに従って採点を進めていくわけなんですが。出来高制故にスピード重視の採点になってしまっています。また「うーん、これはどう点数をつけるべきなんだ?」という箇所については各自の裁量に委ねられていて、「まあ考えてると時間かかるしとりあえず減点しとこ」みたいな感じで処理してしまいがちだったりします。
「そりゃ現代文で高得点なんで取りづらいに決まってるわ」って感じなんですよね。
まあ、これでも高得点を取れている人はいるので、言い訳…と指摘されてしまうとそうとも取れちゃうんですが。さらに言うと、入試本番の現代文採点は杜撰ではないというのを暗黙のうちに前提としてしまっているというのもツッコまれると痛いんですが。
まあなんにせよ、「コツを掴みさえすれば、模試で点が出ていなくとも、本番で及第点を取れるくらいの力はつく!」というのが私の意見です。














