現代文の勉強は必要ない?
どうも、フジです。
皆さんは、現代文の勉強、きちんと取り組んでいますか?
ちなみに高校生の頃の私は、ほとんどやっていませんでした。当時は「現代文なんて日本語の問題なんやから、勉強なんてせんでええでしょう」と、心の底からそう思っていましたし、なんならいまだに「勉強しなくていいとまでは言わなくとも、他教科と比べて優先順位は低いよね」と思っています。
「現代文の勉強は後回しでいいよって話か…」と思いましたか?
いいや、今回はその逆です。「現代文の勉強、ちゃんとやらなきゃいけない人って意外と多いんじゃない?」って話です(優先順位は低くても!)。
必要ないって言う人に限って…
現代文ってあくまでも日本語の文章ですからね、「あんまり勉強しなくてもいけるで」と言われちゃうと、「まぁ歳をとるにつれてできるようになっていくもんなんかなぁ」と納得ちゃいますよね。
でも、私も含め「現代文はあんまり勉強しなくてもいけるで」とか言っている人って、高校生になるまでの段階で結構アレコレやってきてるんですよ、たぶん。小中の段階でそれなりの国語力を身につけちゃっているせいで、高校生になってからそれほど頑張る必要がなかっただけっていう可能性、結構あると思うんです。
ということで今回は、私の高校3年間の現代文の勉強量を、高校入学前の国語の勉強量とあわせて振り返ります。「現代文の勉強要らんとか言ってる人、そもそもスタートラインが自分とはまるで違うやんけ」みたいなことを思って、現代文の勉強の必要性を少しでも感じてもらえればいいなと考えています。
私の高校3年間の現代文学習
まずは高校3年間を振り返ります。
マジでほとんどやっていません。
別に自慢じゃないんですけど。
まずは高1、学校の授業を聞いていただけ。真面目に聞いていたとは言っていませんが、この頃はまだ派手に内職をするということもなかったかな。高1の頃からちょいちょい難関大の過去問を解かされることはありました。
続いて高2、学校の授業以外で現代文に触れるシーンなんてほぼなかったのにもかかわらず、学校の授業は全て他教科の内職に充てていました。これまたちょいちょい過去問に触れる機会はありました。
最後に高3、自分で東大二次の過去問演習(東大模試の過去問含む)を行っていました。おばあちゃん先生に「東大の国語は先生に添削してもらわにゃいけんよ」と催促されて、仕方なく添削をお願いすることが数回ありましたが、返却されたものを次に活かす姿勢はあまりなかったような(ごめんなさい)。ちなみに、学校の授業ではいろんな大学の過去問の詰め合わせみたいな問題集を扱っていたんですけど、「問題形式が違うやつを解いたって何の意味もないやろ」と思って、ガチで解いていません。現代文の単語帳も配布されましたが、一度も開いたことがありません。センター試験直前には、軽くセンター試験の過去問を解きました。
はい、こんな感じです。
漢字の勉強をしたり、現代文で頻出の単語を辞書で調べたり、それらを覚えたり、あとは現代文の参考書•問題集を自分で購入してみたり、そういったことは一切やっていません。漢字がわからなくて困ったり、文章の意味が理解できなかったりということはあまりなかったため、「東大形式の現代文における文章の読み方及び解答作成のコツ」さえマスターできれば十分だと考え、基本的には過去問演習のみという形で、文章の読み方•解答作成のコツを自分なりに練り上げていったって感じです。これで東大二次試験の国語は120点満点の71点、それなりに得点できていたと思います。
小中の段階でそれなりに文章を読んでいた
私の場合、前節で紹介した勉強量で済んだのは、幼少期から公文に通っていたこと、そして、そこそこレベルの高い中学受験と高校受験を経験させてもらったことのおかげだと思っています。確かに高校の3年間ではあまり現代文に時間を割くことはありませんでしたが、高校入学より前の段階で、かなりの訓練を受けていたっていうわけです。
まず、小学校入学前から小学4年生になるまでずっと、週1で公文に通っていました。幼い頃から散々文章を読まされてきていて、ここでかなりの理解力が培われたのではないかと思っています。
そして、小4から小6で、中学受験のための塾へ。ここでもまた、死ぬほど文章を読まされています。加えて、漢字や四字熟語、慣用句の勉強にもそれなりに取り組んでいます。中学受験の結果はそんなにかんばしくないんですけど、それでもこの段階で既に、中学受験を経験していない人と比べると読解力はついていたんじゃないかと思います。
続いて、中1から中3半ばまでは、中高一貫校でそこそこ質の高い(はずの)国語の授業を受講。国語の先生に気に入られて仲良くできていたからか、課題のワークも真面目に取り組んでいましたし、漢字の小テストもちゃんと頑張っていました。ちなみに、中学3年間で習った漢字の多くは中学受験の勉強の中で学習済みで、今思えばこの時点の「中学受験で覚えた漢字と若干のプラスアルファ」の知識で、大学受験に必要な漢字はおおよそカバーできていたなっていう感じです。
最後、中3の秋から高校受験の勉強を開始。高校受験用の塾に行くようになり、そこで、全国屈指の難関高校の過去問を狂ったように解きまくりました。ここでまた一段と、現代文のスキルは高まったのだろうと思われます。
と、私の場合はこんな感じで、高校入学以前にかなりの現代文演習や周辺知識のインプットを行うことができていたんです。それを踏まえると、高校入試までをヌルッと終えた人は、大学受験に向けて、高校入学後にそれなりに現代文の勉強をする必要があるんじゃないかなって気がしてきますよね。
というわけで今回は以上。
参考になっていれば幸いです。









