東大に入ってよかったと思ったこと
どうも、フジです。
私は現在東京大学経済学部の4年生です。
学生生活も残すところあと僅かとなってきました。令和2年度入学で、前半戦はコロナによって潰されてしまいましたが、それでも東京大学の学生として、ここまでの3年間いろいろ考えながら過ごしました。
そんな私が「これは東大に入れたおかげだな」と感じることを2つ紹介しようと思います。
レベルの高い人たちに囲まれた
まずは、周りの人たちのレベルが高いということです。
私はサークルにも入っておらず、大学生になってからの知り合いと言えば、前期教養学部時代のクラスメートと、現在所属しているゼミの人たちくらい(合わせて50人もいかないくらい、現在も関わりがあるのは10人程)ですが、それでもレベルの高い人たちばかりで、そこでいい刺激をもらえたというのは確かです。
私が公認会計士を目指し始めたのは、前期教養学部時代のクラスメートに公認会計士を目指そうという人が多くいたのがきっかけでした。文科一類の人たちが皆揃いも揃って予備校に通って予備試験を目指していたこともあり、予備校に通いダブルスクールで国家資格取得を目指すというのが割と当たり前の環境だったんです。
私は大学生になるまで公認会計士の「こ」の字も知りませんでしたが、こうした環境に放り込まれたおかげで今の自分があると思っています。
また、現在は会計系のゼミに所属していますが、昨年いた10数名の先輩方はほぼ全員公認会計士試験に合格していますし、同期や後輩も皆資格取得に向けて頑張っています。他の大学の事情は全く存じ上げませんが、それでもこれほどの環境は他にはそうないのではと思っています。
私は偶然こういう道を選びましたが、人によっては学問を追求する道へ進んだり、学生のうちから起業する道に進んだり…。私は人との関わりが少なめな大学生活だったので、うまくやればもっといろんな経験をするきっかけを得られたんじゃないかなと思います。皆何かしらを頑張っていて、いろんな刺激をもらうことができるでしょう。
4年間をダラダラ過ごして、何も得るものがないまま大学生活が終わってしまう…なんてことにならなかったのは、東京大学のおかげかなと思っています(笑)
人として成長できた
2つ目は、人として成長できたということですね。
私は受験勉強を頑張っていた高校3年生の時は、かなり歪んだ考えを持っていました。自分は特別だと信じ切っていましたし、そんでもって他人を見下していました。これがこのまま大学4年間続いたら立派な学歴モンスターの完成です。恐ろしいったらありゃしない。
大学に入学すると、まあ周りのレベルが高い高い。自分は全然特別な人間じゃなかったんだな、と無事思い知らされました。それどころか、皆自分のやりたいことを既に見つけていて、受験勉強しかしてこなかったことをとても後悔することになりました。この時から「勉強が全てじゃなかったんだな、自分のやりたいことを頑張っている人はみんなすごい。なんなら、やりたいことを見つけられているだけですごい。」なんて思うように。
謙虚な心を持ち、どんな人に対してもリスペクトを持って接することができるようになりました。
とはいえ、東大生であることが自信につながっているのも確かです。レベルの高い環境で今までの考え方が間違っていたことに気がついたときに、逆に卑屈になったり、他人に対して嫉妬心を抱くようなことにならなかったのも、東大生であることが自己肯定感を維持してくれていたおかげかななんて思っています。









.jpg?fit=clip&w=256&h=145&fm=webp)




