こんにちは北の大学生です!
今回は北海道大学の総合入試のメリット・デメリットについて書いていこうと思います。
北海道大学の総合入試というのは、入学時には学部を決めずに「文系(総合文系)」か「理系(総合理系)」という大きな枠で受験・入学し、希望と成績などに基づいて2年次から所属学部に入る制度です。
大学に入ってから学部を選べるというのは、人によってはとても魅力的に映るのではないでしょうか。
私は総合理系で北大に入学し、現在北大工学部の4年生なのですが、北大で3年半ほど過ごして良い面も悪い面も色々感じました。
実際に過ごしてみて分かったこともあったので、そちらについても書いていきます。
総合文系・総合理系で北大を受験しようと考えている方は、ぜひ1つの参考にしてください。
メリット
1年間自分の進路について悩める
1つ目のメリットはもう定番ですが、1年間自分の進路について悩めるということです。
北大の総合入試では、1年次は幅広い教養科目について学び、その成績で2年次以降の学部・学科が決まります。つまり、大学に入学してから1年間、自分の行きたい学部について考える余裕があるのです。
正直高3の時点でやりたいことが決まっていない方も少なくないと思うので、大学1年時に先輩や教授の話を聞いて学部を決められるのは非常に良い制度だと思います。
また、学部ごとの就職先や雰囲気も1年間で理解出来るので、「思っていたのと違った」というようなギャップも発生しにくいです。
私も実際大学に入るまでは特にやりたいことが決まっていなかったので、この制度があって非常に良かったなと思っています。
地頭ではなく、継続力がある人が勝つ
2つ目のメリットは、学科配属においては、地頭の良い人ではなく継続力のある人が勝つということです。
大学入試は一発勝負なので、地頭の良い人や理解力の高い人、本番で実力を発揮できる人が受かるような試験でした。大学に入ってからの勉強はそれとは異なっていて、一発勝負ではなく日頃の課題や勉強をしっかりしているかが大事になります。
大学での成績の評価基準は出席点、課題、レポート、期末試験など様々な項目に分かれていて、期末試験で良い点が取れなくても良い評価を得ることができる場合があります。
課題やレポートは、いわゆる試験力に自信がなくても、時間をかけて調べたり考察をしっかり書けばそれなりに良い評価がもらえるので、やはり継続力が大事です。
継続力がない人は、レポートのクオリティが低かったりテストギリギリに勉強を始めたりして、良い評価をもらいにくいでしょう。
以上の理由から、大学に入ってから継続力さえあればそこそこ良い成績が取れ、自分の行きたい学科に移行することが出来ます。内容としては大学受験よりは確実に楽だと感じるので、この点に関しては大きいメリットだなと思います。
デメリット
勉強に追われる可能性がある
デメリットの1つ目は、大学に入ってから勉強に追われる可能性があるということです。
メリットの1つ目で2年次からの学部を選べると書きましたが、成績が良い人から順番に希望の学部・学科に配属されていきます。従って、成績が悪い場合は希望の学科に移行できない可能性があります。
また、当然人気な学科や不人気な学科もあります。北大だと医学科や獣医学科は別格で成績が良くないと配属されません。他にも農学部や工学部の情報系学科は成績がかなり高くないといけません。
このように、人気があり、成績が高くないと移行できない学科を志望する場合は、勉強に追われることになるでしょう。
それ以外にも、過去問が入手できなかったり、勉強の効率が人より悪かったりしても勉強に追われると思います。
「大学生は暇」と思っている方がいたら、北大総合理系はそんなことはないので注意しておいてください。
専門科目のスタートが遅れる
デメリットの2つ目は、学部の専門科目のスタートが遅れるということです。これは学部に配属されてから実感するようになりました。
普通の大学であれば1~4年生で学ぶことを、北大では2~4年生で学ぶので、他大学よりも忙しくなりやすい傾向にあります。
私の学科は比較的忙しい学科だったのですが、それに加え総合理系ゆえに2年次以降に専門科目がパンパンに詰められていたため、かなり忙しかったです。
また、それに伴って研究室配属や研究の開始時期も遅くなりがちです。早い大学だと3年の後期から研究が始まりますが、北大は4年の後期から研究が始まる場合もあります。学部で卒業する場合、たった数ヶ月ほどしか研究できないのです。
研究室の配属が遅いということは、学部で就活する場合、研究の話がほとんど出来ないということなので、理系であるメリットが1つ消えます。
このように専門科目のスタートが遅れると、様々なデメリットがあるので、そこは気を付けていただきたいです。
今回はここまでです!
それでは読んでいただきありがとうございました🙏









