本番で実力を発揮するために、今からやるべきこと
どうもフジです。
今回は、「受験本番で自分の実力を最大限に発揮するには、今この時期からどのような心構えで過ごすべきか」についてお話しします。
結論「やりきれ」です。
とくに高校1年生や2年生の皆さんにとっては、受験なんてまだ1年以上先のことですし、あまり現実味がないかもしれません。しかし、だからこそ今のうちから意識して積み上げていくことが、本番での安定感や集中力に直結するんですよ。
当日に「不安に飲まれず目の前の問題に淡々と向き合えるかどうか」は、直前の追い込み以上に、それまでの年間の過ごし方によって決まる、私はこれを受験を通して感じました。
自信は「やり切った実感」からしか生まれない
本番で力を出し切るために最も大切なのは、自信です。
ただしそれは、模試の成績や周囲との比較によって得られるものではありません。A判定だから安心、というような表面的な自信は、成績が一度崩れるだけで簡単に揺らいでしまいます。
大切なのは、「自分にできることは全部やった」と胸を張って言えるような積み上げを、これまで続けてきたかどうかです。この納得感が、本番での精神的な安定を支えてくれます。
実際、私は東大模試で一度もA判定を取ったことがありませんでした。でも、本番では落ち着いて試験に臨むことができましたし、圧倒的な自信に満ち溢れていました。これは、これまで自分がやってきたことに対して確かな納得感があったからです。
もちろん、今の時点で不安を感じるのは自然なことです。判定が良くない、演習でうまくいかない、そんなことは誰にでもあります。でも、それに必要以上に振り回されるのではなく、目の前の課題を一つずつ潰していく。そうやって積み重ねた時間が、本番での「なんだかんだ自分は大丈夫だ」という確信につながるんです。「自信を持て」と言われても、根拠のない自信では意味がありませんからね。コツコツと準備を続けることで、それを根拠に「なんとなく上手くいきそう」という自信は確実に育っていきます。そして、それこそが本番の強さの正体なのだと私は思っています。
運が悪くても最高のパフォーマンスを
受験には運の要素がある、これは事実です。どれだけ準備をしていても、出題範囲との相性や初見の問題との出会い方によって、有利にも不利にもなることは避けられません。
ただ、ここで「やり切ったという納得感」が意味を持ちます。
これは、運に左右されず結果を出せるようになるという話ではなく、たとえ運に恵まれなかったとしても、その中で自分の力を最大限に発揮できる状態に自分を持っていくことができるという、そういう話です。
本番で想定外の問題が出てきたとき、やり切った人は「これは捨てていい問題だ」とすぐに判断し、焦らず次に進むことができます。難しい問題が並んでいたとしても、「これだけやった自分でもわからないなら、他の受験生もたぶん解けていない」と自然に割り切ることができます。冷静さを保ち、解ける問題にエネルギーを注ぐという判断ができるわけです。
こうした一つ一つの行動の背景にあるのは、「これだけやってきたんだから大丈夫だろう」という感覚なんですよ。この感覚は、当日のパフォーマンスを支える最強の土台になります。
ちなみに私は、やり切った人には運も味方すると思っていますけどね。今から死ぬ気で頑張れば、本番で味わえると思いますよ。「運も味方してくれる」という確信が芽生えてくるんです(笑) その状態にまで自分を持っていけた人は、もう勝ちですね。
というわけで今回は以上。
「自分にできることはすべてやり切った」と胸を張って言えるように、今からの1日1日を積み上げていきましょう。












