伸び悩む受験生の特徴4選
伸び悩む受験生の特徴4選
どうもフジです。
今回は、受験勉強をしている中で「頑張っているのに成果が出ない」と感じている人に向けて、伸び悩みの原因になりがちな特徴を4つ紹介します。
どれか1つでも当てはまると感じたなら、それは変わるためのスタートラインです。受験は自分との戦い。他人と比べる前に「自分をどう変えるか」を考えることが、最短ルートになるはずです。
「真似するだけ」で終わってしまう
最初に紹介するのは、他人の勉強法をそのまま真似してしまうタイプです。
「何を」「どうやって」「どれくらい」勉強すれば良いのか、これ、最初は誰でも悩むもんです。そんなとき、先輩のアドバイスを聞いたり、ネットで成功者のやり方を調べたりすることは、ごく自然で大切なこと。
しかし、注意が必要です。
「思考停止で真似する」のはNGです。
たとえば、「〇〇大学に受かった先輩はこうやってた」と聞いたとして、それをそっくりそのまま自分に当てはめるのは危険なんですよ。そのやり方がその人にとってベストだっただけで、自分にとってのベストとは限らないからです。
大事なのは、自分の現在地、得意不得意、性格、志望校の傾向などを踏まえて、「なぜそれが良いのか」「どうすればもっと合うか」と考え、自分のやり方にカスタマイズしていくこと。受験勉強は、他人の正解をコピーするのではなく、「自分の正解を発見する」ことが求められているのです。
詰めが甘い
2つ目の特徴は、「ある程度できたからもういいや」と自分に妥協してしまうタイプです。
たとえば英単語の暗記。「8割くらい覚えたし、まぁこのくらいでいいでしょ」と思った経験はありませんか? この「まぁこのくらい」という感覚が、実は大きな落とし穴なんです。
「8割できてる」ということは、言い換えれば「2割はまだできていない」ということです。そして、その2割こそが本番で差を生む可能性のある部分です。受験では、“みんなができる”問題を解けることは当然。“みんながちょっと怪しい”問題を確実に取れる人こそが、上位に上がっていきます。
「完璧を目指す意識」がなければ、成績は頭打ちになります。
細部までこだわる力、それが「伸びる人」と「止まる人」を分けるのだと私は思っています。とことん突き詰めていくことが大切ですよ。
「理解したつもり」で終わっちゃう
3つ目は、「わかった気になってしまう」タイプです。
参考書を読んで「なるほど」と思う。授業を聞いて「そういうことか」と納得する。もちろん、これらは学びの中で重要なプロセスです。しかし、ここで止まってちゃあダメなんです。
それは真に「理解した」と言えるのか。
本当に理解しているかを確認するには、自分の言葉で説明してみる、初見の問題で使いこなせるか試す、記述で再現できるかどうかをチェックするなど、アウトプットによる検証が不可欠です。納得だけで安心せず、「理解した」に変わるまで粘ること、その習慣が、受験勉強の質を決定づけます。
理解はしたけど暗記できていない
最後に紹介するのは、「理解はしているのに、暗記が不十分なタイプ」です。
たとえば歴史や生物の知識問題。流れや仕組みを理解していても、年号や用語、語句を正確に覚えていないと得点になりません。また、数学の公式や英語の熟語・語法なども同じで、「使い方はわかるけど思い出せない」では意味がないのです。
「理解」と「暗記」は別物です。
理解と暗記の両方が揃って初めて、知識は武器になります。「理解してはいるのに点が取れない」と感じている人は、今一度、「ちゃんと覚えているか?」を確認してみてください。知識がスラスラと口から出てくるようになるまで反復する、その地道な作業を疎かにすると、そりゃあ伸び悩みから抜け出せません。
というわけで今回は以上。