毎回紙に書いて問題解いてるの?効率のいい数学勉強法
毎回紙に書いて問題解いてるの?効率のいい数学勉強法
今回は数学の勉強法についての記事となっています。
初めてその単元を学習して、今から解法を覚えていくんだ!と意気込んでいる方ではなく、この単元は一通り学習し終えてるけど、解法の暗記漏れがないかチェックしないとな...と考えている方へ向けた内容です。
全部解くのは不可能
みなさんは、どのテキストを使って数学の勉強をしているでしょうか。
チャート式?フォーカスゴールド?
どのテキストを使っていても、受験で失敗しないためには、それを完璧にすることが求められてきます。ですが、そこに収録されている問題数は数百問と、何周もするにはあまりにも多い数です。
当たり前ですが、初めて解く例題は、シャーペンを握って紙に式を書かなければいけません。問題を解いて、解説を読んで、その解法を覚える、というのが一連の流れですね。これでまずテキストを1周する必要がありますが、それだけでもかなりの労力となってきます。1回解くだけで全ての問題の解法を覚えることができる人はごく少数だと思うので、記憶を維持するために問題を解き、解けなかった問題を繰り返し解き...何度も何度も見直していくことになるでしょう。
テキストを何周もする時、毎回シャーペンを握って紙に式を書かなければならないのでしょうか?
はっきり言ってその必要はないです!
むしろそんなことをしていては、いくら時間があっても足りません。
頭の中でイメージしろ!
どうせ解けるだろうなという問題をわざわざ紙に書いて時間をかけて解く...。これが時間の無駄であるということは、誰が考えても明らかでしょう。では、どうすればそういった無駄を省けるのか?
頭の中で解法をイメージするんです!
「この問題はこの公式でここの値を出して、その値を使って連立方程式を立てれば答えが出るな。」と頭に思い描くことができれば、計算ミスさえしなければ答えにたどり着くことができるはずですよね。答えまでのルートさえわかれば、それをわざわざ紙に書いてみて、ちゃんと答えまで辿り着けるかな?と確認する必要はないと思うのです。
私の周りには、全ての問題をわざわざ紙に書いて解いて多くの時間を無駄にした挙句、それに費やした労力を根拠に謎の満足感を感じている人がちらほらいたような気がしています。勉強は効率が最も大切なので、間違っても手を動かせば必ず解けるであろう問題のために時間と労力を費やすのはやめましょう。
ただし、1度解けた問題にそれ以降全く目を通さないというのは危険です。
解けなかった問題、解法を覚えきれなかった問題に付箋などを付けている人は多いでしょう。付箋などの印が付いている問題を重点的に復習するというのは良いと思いますが、それ以外の問題に触れないというのは良いとは言えません。1度覚えた解法を、何の復習もなしにずっと覚えていられるのならば話は別です。しかし、一般的な人であればそれは不可能。せめて頭の中で解法をイメージするだけでもいいので、何かしらの復習はすべきです。