真核細胞からなる生物を「真核生物」という。
さらに真核生物は、動物細胞と植物細胞の2種類に分けられる。
その名の通り、動物は動物細胞をもち、植物は植物細胞をもつ。
2つの細胞では、以下の図のように構造が少し異なる。
ちがいについて、詳しくは後ほど説明します。
始めに、真核細胞の基本的な構造について見ていこう。
【覚えておくべき基本構造】
また、真核細胞の細胞質には、他にも以下の図のように、こまごました色んな器官がある。
細胞内のこれらの器官を合わせて、
「細胞小器官」という。
それぞれの細胞小器官には、異なるはたらきがある。 そんな細胞小器官たちが役割分担をすることで、「細胞」というひとつの社会が成り立っているのである。
では、細胞小器官についてもう少し詳しく見ていこう。
細胞小器官は全ての細胞に同じように存在するのではなく、
①動物細胞にも植物細胞にもある細胞小器官
①動物細胞にしかない細胞小器官
③植物細胞にしかない細胞小器官
がある。
それぞれの細胞小器官をしっかり把握しておこう。
※細胞小器官の各はたらきについては、各ページで確認してね!
①動物細胞にも植物細胞にもある細胞小器官

①動物細胞にしかない細胞小器官

③植物細胞にしかない細胞小器官

動物細胞と植物細胞では、化学組成(構成要素)の割合も異なる。
【化学組成ランキング】
●動物細胞
1位 水
2位 タンパク質
3位 脂質
●植物細胞
1位 水
2位 炭水化物
3位 タンパク質
※化学組成が動物と植物で異なるのは、
動物は筋肉が多いから、タンパク質の割合が多い
植物は炭水化物を成分とする「セルロース」でできている細胞壁をもつため、炭水化物の割合が多い
という理由である。
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