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真核細胞


真核細胞とは

を持つ細胞のこと。
(核を持たない細胞は原核細胞という)

真核細胞からなる生物を「真核生物」という。

さらに真核生物は、動物細胞と植物細胞の2種類に分けられる。
その名の通り、動物は動物細胞をもち、植物は植物細胞をもつ。
2つの細胞では、以下の図のように構造が少し異なる。4534221E3DAB40F2A176B0D58DACB3D4.jpeg ちがいについて、詳しくは後ほど説明します。

真核細胞の基本構造

始めに、真核細胞の基本的な構造について見ていこう。EADC2A25351245AB9E5F093276DE99BC.jpeg

【覚えておくべき基本構造】

  • 細胞は「細胞膜」で仕切られている。
  • DNAが「」の中に収納されている。
  • 細胞の核以外の部分のことを「細胞質」という。
  • 植物細胞の場合、細胞膜が「細胞壁」で覆われている。(このため、植物は動物と違ってシャキッとしているのである。)

また、真核細胞の細胞質には、他にも以下の図のように、こまごました色んな器官がある。 FA65D3DE69194442A2D5854B2DC642C4.jpeg 細胞内のこれらの器官を合わせて、      「細胞小器官」という。

それぞれの細胞小器官には、異なるはたらきがある。 そんな細胞小器官たちが役割分担をすることで、「細胞」というひとつの社会が成り立っているのである。

では、細胞小器官についてもう少し詳しく見ていこう。

真核細胞の細胞小器官

細胞小器官は全ての細胞に同じように存在するのではなく、

動物細胞にも植物細胞にもある細胞小器官

動物細胞にしかない細胞小器官

植物細胞にしかない細胞小器官

がある。
それぞれの細胞小器官をしっかり把握しておこう。

※細胞小器官の各はたらきについては、各ページで確認してね!

動物細胞にも植物細胞にもある細胞小器官

  • ミトコンドリア
  • 小胞体
  • リボソーム
  • ゴルジ体
  • 細胞骨格
  • 液胞
    【注意】 液胞は、植物細胞のみが持つのではなく、動物細胞にもあるが植物細胞の方が圧倒的に発達している。動物細胞にもあるので、勘違いしないように!

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動物細胞にしかない細胞小器官

  • 中心体

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植物細胞にしかない細胞小器官

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ちなみに

動物細胞と植物細胞では、化学組成(構成要素)の割合も異なる。

【化学組成ランキング】

●動物細胞

1位 水
 2位 タンパク質
 3位 脂質

●植物細胞

1位 水
 2位 炭水化物
 3位 タンパク質

※化学組成が動物と植物で異なるのは、

  • 動物は筋肉が多いから、タンパク質の割合が多い

  • 植物は炭水化物を成分とする「セルロース」でできている細胞壁をもつため、炭水化物の割合が多い

という理由である。

細胞の構造について動画で詳しく知りたい人は、「おうち生物 細胞の構造」をチェック!

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