核
核とは
真核細胞に1つ存在する、細胞内で最も大きい細胞小器官のこと。
遺伝情報を保持する。
核の構造
- 核膜
- クロマチン(染色体・染色質ともいわれる)
- 核小体
- 核膜孔
からなる。
各構造について
① 核膜・核膜孔
核膜は二重膜になっていて、多数の小さな空洞(=核膜孔)がある。
核膜孔からは、転写されたmRNAなど、色んな物質が出入りする。
② クロマチン
遺伝子の本体であるDNAが、ヒストン(タンパク質)に絡みついたもの。
複製の際にはほどかれ、体細胞分裂の際には凝縮して太い染色体になる。
酢酸カーミンや酢酸オルセインなどの染色液で、赤色に染まる。
(そもそも「染色体」と呼ばれるのは、このような染色液でよく染まるかららしい⋯!)
③ 核小体
核内に1つ以上あり、主にrRNAがつくられる。
まとめ
核(正確にはクロマチン)にはその生物の情報がすべて含まれているため、核は細胞にとって、なくてはならない存在なのです。
(「核の構造」と「各構造」、かけ言葉ではありませんよ、まさかね、、、)
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