DNA
概要
デオキシリボ核酸 (deoxyribonucleic acid) の略称。細胞の核の中に存在する、遺伝子の本体のこと。 DNAはすべての生物が持っており、遺伝情報(体の情報)がすべて記されている。
DNA=一冊の本
遺伝子=本に書かれた文字
遺伝情報=文字から読み取れる情報
と例えると、イメージしやすくなるかも。
DNAは、細胞分裂の際に折りたたまれ、染色体になる。
構造
- リン酸
- 糖(デオキシリボース)
- 塩基
が結合した、ヌクレオチドという基本単位が、多数連なった構造を持つ。
また、2本のヌクレオチド鎖が、塩基同士の水素結合によりくっついた、二重らせん構造となっている。
DNAの構造は、RNAと比較して覚えておこう。
歴史
「遺伝子の本体=DNA」とまでに、多くの研究者が研究を重ねてきた。
- 1865 メンデルが、遺伝の法則を発見
- 1928 グリフィスが、肺炎球菌の実験より、形質転換を発見
- 1944 エイブリーが、形質転換はDNAに基づくと証明
- 1952 ハーシーとチェイスが、T2ファージの実験より、遺伝子の本体がタンパク質でなくDNAと証明
遺伝子の本体がDNAということは、つい70年前くらい(おじいちゃんおばあちゃんが生まれたくらい)に発見されたばかりなのです。
そんな最近の出来事が生物の教科書にたくさん書いてあると思うと、生物はとても新しい科目だなあと、実感しますね~
動画で学びたい方は、ぜひおうち生物のこの動画を見てみましょう!
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