細胞小器官
細胞小器官とは
細胞内で特定の働きを持つ器官を、細胞小器官という。細胞小器官はさまざまな形状や機能を持ち、協力して生命活動を支えている。
では、主要な細胞小器官とそのはたらきについてみていこう。
主な細胞小器官
以下の細胞小器官を、はたらきと合わせてしっかり覚えておこう!(各器官の詳しい説明は各用語の解説ページで確認してね~) ①核:DNAをしまっている場所
②ミトコンドリア:エネルギー生産に必要なATPを合成する
③葉緑体:光合成により有機物を作る
④リボソーム:タンパク質の合成を行う
⑤小胞体(粗面小胞体):タンパク質の輸送を行う
⑥ゴルジ体:タンパク質の修飾、仕分け、輸送を行う
⑦リソソーム:細胞内の不要物などの物質の分解に関わっている
⑧液胞:物質の濃度調節や栄養分の貯蔵を行う 【注意】 液胞は、植物細胞のみが持つのではなく、動物細胞にもあるが植物細胞の方が圧倒的に発達している。動物細胞にもあるので、勘違いしないように!
⑨中心体:細胞分裂の際、染色体の移動に関わる
※ちなみに、細胞質中の細胞小器官以外の部分を、細胞質基質(サイトゾル)という。
各細胞がもつ細胞小器官
ここまで細胞小器官の例を挙げてきたが、全ての細胞がすべての器官を持っているのではない。
細胞は、真核細胞と原核細胞に、また、真核細胞はさらに動物細胞と植物細胞に分類されるが、その分類によって、もっている細胞小器官が異なるのである。
動物細胞、植物細胞、原核細胞の細胞小器官を以下にまとめたので、覚えておこう。
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