細胞分画法
細胞分画法(さいぼうぶんかくほう)とは
細胞小器官を大きさや密度の違いによって分離する方法のこと。
目的
細胞小器官ごとのはたらきや性質を調べるために、細胞小器官ごとに分けている。
分離方法
1.細胞を等張液(スクロース溶液など)にいれてすりつぶす。
2.遠心分離にかける。
3.上澄み溶液と沈殿に分ける。
4.上澄み溶液を、さらに強く遠心分離にかける。
5.3と4を繰り返す。
ポイント
細胞小器官の破壊を防ぐために、2つのことに気をつける。
- 低温下で行う。(細胞内の酵素がはたらくのを防ぐため)
- 等張液中で行う。(濃度差があると細胞小器官が膨張し、壊れてしまうため)
分離される順番(めっちゃ大事)
分離の順番=大きさや密度が大きい順 である。
1.核
2.葉緑体
3.ミトコンドリア
4.リボソーム・小胞体(合わせてミクロソームということもある)
この順番は覚えておこう!
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