液胞(えきほう)とは、タンパク質や炭水化物などの有機物、無機塩類などを含む液体で満たされた、袋状の構造をした細胞小器官のこと。成熟した植物細胞では、発達した大きな液胞が見られる。なお、液胞は発達はしていないものの、動物細胞にも存在しているので注意。

液胞は、単膜(一重膜)で囲まれている。液胞内は、無機塩類や炭水化物、タンパク質などを含む細胞液で満たされている。

液胞は、植物細胞にはあるが動物細胞にはない、と覚えている人がいるかもしれないが、実は、液胞は動物細胞にも存在している。
ただし、動物細胞の液胞は発達しておらず、非常に小さい。なので、正確には、液胞は植物細胞で発達していて、動物細胞では発達していないという表現が適切であろう。
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