こんにちは、Harunaです!
今回は「タイの史上最年少首相、わずか1年で解職!なぜ?」というタイトルでお届けします。
みなさんはタイの政治ニュースを見たことがありますか??
日本にいるとあまり身近に感じない国ですが、今、大きな話題になっているのがタイのペートンタン首相が憲法裁判所の判断で解職されたというニュースです。
東南アジアの大切な国の1つであるタイで起きたことは、日本にとっても無関係ではありません。
そこで今回は、なぜ解職されたのか、そして今後のタイ政治の行方について解説していきます。
それでは早速、見ていきましょう!
わずか1年で解任?タイの史上最年少首相
タイで何が起きたのか?
2025年8月29日、タイの憲法裁判所はペートンタン首相を解職すると発表しました。
理由は「カンボジアとの国境問題に関する対応が、憲法に定められた倫理規定に違反した」というものです。
ことの発端は6月、ペートンタン首相がカンボジアのフン・セン上院議長との電話で、自国よりも相手国を持ち上げるような発言をしたと報じられたことでした。
この内容がタイ国内で「国を軽んじている」と批判され、世論も一気に反発。
抗議デモが起き、支持率も急落しました。
憲法裁判所は審理を続けた結果、「首相としての倫理規定に反する」として解職を命じる判断を下したのです。
ペートンタン首相ってどんな人?
ペートンタン氏は、タイの有力政治家一族「タクシン家」の出身です。
父は元首相のタクシン氏、叔母も首相経験者のインラック氏。
いわゆる“政治一家”として常に注目を集めてきました。
彼女は去年8月に史上最年少の37歳で首相に就任し、閣僚経験がなく、政治家としてのキャリアは短いながらも「若さ」と「新しいリーダー像」に期待が集まっていました。
女性首相としても注目され、改革や経済政策に期待する声もありましたが、国境問題への対応や経済の停滞が重なり、就任からわずか1年で失職することになってしまったのです。
タイ政治の背景にある「対立」
今回の首相解任について考えるうえで、タイ政治の背景にある長年の構図を理解しておくことが必要です。
タイでは、ペートンタン首相の父タクシン元首相の支持層(地方の庶民層が中心)と、軍や都市の保守層との対立が続いてきました。
この2つの勢力は選挙のたびにせめぎ合い、時には軍事クーデター、時には裁判所による首相解任という形で政治が不安定になってきました。
今回のペートンタン首相の解職も、「保守派によるタクシン派へのけん制」という見方もあります。
今後タイ政治はどうなる?
首相が解職されたので、タイの議会では新しい首相を選ぶ必要があります。
ですが、保守派とタクシン派の対立は続いており、誰が新しい首相になっても政治の混乱がすぐに収まるかどうかはわかりません。
市民からは「政治の混乱で経済が悪化するのが心配」「投資家からの信頼を失うのでは」という声も出ています。
また、観光立国のタイにとって、政治の安定は経済にも直結する大問題です。
今後の日本とのつながり
今回のニュースは日本とも深く関わっています。
タイは自動車産業を中心に多くの日本企業が進出している大切な拠点で、政治の不安定さは投資や生産活動に影響を与えかねません。
観光や留学でも日本との交流は盛んで、特に学生にとっても身近なつながりがあります。
さらに、東南アジア全体の安定は日本の経済や安全保障にも関わるため、タイの政治動向は私たちにとっても無視できない問題なのです。
最後に・まとめ
今回は「タイの史上最年少首相、わずか1年で解職!なぜ?」というタイトルでお届けしました。
タイで起きた首相解任のニュースは、国の政治体制がどれほど社会や経済に直結しているかを改めて感じさせる出来事でした。
日本にいると少し遠い話に思えるかもしれませんが、海外での政治の動きは私たちの生活にもつながっています。
だからこそ、まずは“ニュースを知ること”から積極的にしていきましょう!
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
また次回の記事でお会いしましょう!











