海岸地形
海岸地形
海岸には様々な地形がある。
砂が堆積して砂に覆われている海岸を砂浜海岸、岩石が露出している海岸を岩石海岸という。
また、これとは別の分類として、成因によって離水海岸・沈水海岸に分けられる。
サンゴが形成したサンゴ礁海岸も存在する。
砂浜海岸と岩石海岸
海岸によっては、堆積力が卓越する地域と浸食力が卓越する地域が存在する。
堆積力が卓越する海岸線には、周辺から運搬された砂泥が堆積し砂浜海岸が形成される。
砂浜海岸には、砂嘴、砂洲、トンボロなどの地形が存在する。
浸食力が卓越する海岸線では、海岸線が浸食されて岩石が露出し岩石海岸が形成され、海食崖などの地形がみられる。
離水海岸と沈水海岸
海岸線が前進、もしくは後退することによって作られた海岸の地形。
- 陸地の隆起 or 海面の低下→海岸線が後退
- 陸地の沈降 or 海面の上昇→海岸線が前進
この関係は必ず身に着けておこう。
陸地の隆起・沈降
陸地の隆起・沈降は、主に地震などの地殻変動によって起こる。
2024年元日に起きた能登半島地震により、能登半島北部で最大4mの隆起がみられたことは記憶に新しい。
そのほかにも、特に日本では地震による陸地の隆起・沈降が多く、関東大震災によって東京湾周辺の一帯が隆起したり、江戸時代後期に象潟が陸地化したことなどが挙げられる。
海面の低下・上昇
海面の変動は、主に気候によって起こる。
- 寒冷化→氷床拡大・海水縮小→海面低下
- 温暖化→氷床縮小・海水膨張→海面上昇
が起こる。
気候が寒冷化すると、氷床として陸上に蓄えられる水が増加するため、その分海水の総量が減る。また、海水温度が下がることで海水の体積が縮減し、海面が低下する。
温暖化するとその逆が起こり、海面が上昇する。
1万年前まで続いた最終氷期には、海面は現在と比べて最大100m以上も低かった。氷期に作られた地形が沈水することで作られたものが沈水海岸である。
具体的な地形
沈水海岸、離水海岸には以下のような地形がみられる。
離水海岸には、
沈水海岸には、
がある。
サンゴ礁海岸
熱帯~温帯のサンゴ礁が発達している地域では、サンゴ礁による特徴的な海岸地形がみられる。
サンゴ礁は形態によって裾礁、堡礁、環礁の三種に大きく分類される。
詳しくはサンゴ礁の項目を参照。