壮年期の山地が沈水することによって形成された海岸地形。
リアス式海岸とも呼ばれる。
海岸線は出入りが多く、鋸歯状になっている。
急峻な山地が海のすぐそばまで迫り、平地は極めて少ない。
水深が深く、湾が深いため水面は穏やかで、船舶の航行に適する。
一方で、急激に水深が深くなること、湾奧が深いことから、津波が高くなり、津波被害を受けやすい。東日本大震災時の三陸海岸で津波被害が大きかったこともこれが要因。
水深が深く、湾奥も深いため水面が穏やかであることから、漁港に適する。養殖業も盛んに行われる。
一方で、平地が少ないため都市が発達しにくく、大きな港湾とはなりにくい。
リアス海岸の語源でもあるスペインのリアスバハス海岸、日本では三陸海岸、若狭湾が有名。
(google map)
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