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エスチュアリー


エスチュアリー(三角江)

河川が形成した谷が沈水してできた、ラッパ状の河口

三角江とも呼ばれる。

成因

最終氷期には海面が現在より100メートル以上低く、河川の浸食も盛んで、浸食谷を形成した。

その後、氷期が終了し海面が上昇すると、河口が沈水しエスチュアリーが形成された。

ただし、河川の運ぶ土砂の量が多いと河口が土砂で埋まってしまい、エスチュアリーが埋め立てられてしまう。

そのためエスチュアリーは、流域面積が比較的狭く、流れが緩やかな安定陸塊を流れる河川に多い

地形・利用

水深が比較的深く、船舶の航行に適するほか、後背地に広い平野が広がるため、良港として発展し、工業都市大規模な港湾ができることが多い。

代表例

エスチュアリーを持つ有名な河川として、カナダのセントローレンス川、フランスのガロンヌ川セーヌ川、イギリスのテムズ川がある。

エスチュアリー 例.jpg (google map)

エスチュアリーを作ってみよう

B5くらいの紙を用意してみて下さい。そして、タテに二つ折りにしてみましょう。それをちょっと傾けます。

これが河川の作った谷のイメージです。

IMG_2139.jpg

そして、大きいタライやお風呂なんかに水を溜めて、斜めにしたまま沈めてみましょう。

水面がV字になりますよね!

IMG_2141.jpg

エスチュアリーのラッパ状の河口はこのようにしてできたのです。

タグ

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