イギリスで人気!日本の翻訳小説が注目される理由
こんにちは、Harunaです!
今回は「イギリスで人気!日本の翻訳小説が注目される理由」というタイトルでお届けします。
今、イギリスで日本の小説人気が急上昇中です!
遠く離れた国で、日本のものが人気になっている背景やイギリスでの日本ブームの広がりがとても興味深かったので、今回記事を通して皆さんにシェアしていきます。
それでは早速、見ていきましょう。
イギリスで日本の小説人気が急上昇中!
「BUTTER」が日本を超える大ヒット
今、柚木麻子さんの小説「BUTTER(バター)」が、イギリスで大ヒットしています。
販売部数は日本を超えて、28万部を突破しました。
2024年には、イギリスの大手書店チェーン店で「今年の1冊(Book of the Year)」に選ばれ、この賞は約300の店舗の書店員による推薦で決まる名誉ある賞です。
この作品は、日本の首都圏連続不審死事件をモデルにしたフィクションのお話で、作品の中には、日本のグルメ文化も詳しく描かれており、バターを使った料理が多く登場します。
その人気ぶりから、ロンドンの書店では日本語で「バター」と表紙に書かれた本が平積みされていて、地下鉄では読者の姿が多く見られるそうです。
日本の女性作家の作品が人気に
最近、イギリスでは日本の女性作家の作品が特に人気を集めています。
英紙によると、2024年にイギリスで売れた翻訳小説のうち、日本作品が43%を占めました。
人気の理由として、日常生活をテーマにした作品が多く、読者が共感しやすい点が挙げられ、例えば「BUTTER」では、主人公が抱える女性としての悩みがイギリスの読者にも響いたようです。
また、日本の食文化が細かく描かれている点も“日本ブーム”が世界中に広がる今、興味を引いたとのことです。
読書会イベントも活発に
日本の小説に興味を持つ読者は増え続けていて、イギリスの日英交流団体は、毎月、日本の小説を英語で話し合う読書会を開催しています。
そのイベントでは、参加者の投票で課題図書が決まり、2024年4月には「BUTTER」が選ばれ、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」も高い人気を誇ります。
「コンビニ人間」は、日本特有のコンビニ文化に興味を持つ読者が多く、いつもの5割増した30人が読書会に参加したようです。
海外で高まる日本文学への関心
イギリスでは、ここ十数年で翻訳小説への関心が高まっていて、日本作品の人気が急上昇しています。
これまで海外で有名な日本作家といえば村上春樹さんが代表的でしたが、最近では女性作家の作品が特に注目されています。
日本文学の人気が高まっている背景には日本文化全体への関心の高まりもあり、イギリスでは2024年、日本を訪れた観光客が43万7000人と過去最高を記録しました。
旅行できない人も、日本の小説を読むことで日本の雰囲気を味わっているようです。
さらに、日本の小説を読むことが「スタイリッシュでおしゃれな印象」として広まっているようで、カフェや地下鉄で日本の本を読むことが、“かっこいい”と感じられる風潮があるようです。
また、2025年にはロンドンで大相撲の公演が34年ぶりに開催することや、YOASOBI・Adoのコンサートも予定されていたり、2024年には、日本語による舞台「千と千尋の神隠し」が約4カ月も上演されるなど、イギリスで日本文化の浸透が進んでいます。
Harunaの記事レビュー
日本の小説が海外でこんなに注目されていることは知らなかったので、すごく読んでいて面白かったです。
特に「BUTTER」が日本を超える売れ行きを記録したのは驚きで、日本の日常を描いた作品が共感を呼んでいることから、今後も翻訳作品が増えていくのではないかと思いました。
また、日本の小説を読むことがイギリスで“かっこいい”とされているのは、日本人が海外の小説を読むのをおしゃれに感じるのと似ていて新鮮で、どこか身近に感じることもできました。
最後に・まとめ
今回は「イギリスで人気!日本の翻訳小説が注目される理由」というタイトルでお届けしました。
こうやって日本から遠く離れた国でも、日本の文化や物が愛されているのは、日本人の私たちにとってすごく嬉しいことですね。
そして、こうした海外での反応を知ることで、日本の魅力を改めて発見できる良い機会になりました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
また次回の記事でお会いしましょう!