遅くともこの夏で「基礎」は固めきれ
どうもフジです。
受験生の皆さん、勉強は捗っていますか?
期末試験も終わって、もうそろそろ夏休みですね。「夏は受験の天王山、勉強頑張らなきゃな」と気合を入れて、これまで受験勉強に本気が出せていなかったような人も、さすがにそろそろ頑張り始める時期になってきました。
今回は、受験生の皆さんへ向けて改めて、基礎の重要性の話をしたいと思います。
基礎固めは夏休みでおしまい
まずはタイトルの通り、「基礎固めは遅くとも夏休み明けまでには終わらせないとマズイ」という話です。
私は全然受験生じゃないんですが、いまだにYouTubeで「夏までに苦手科目を克服しないと秋以降の演習で…」みたいな広告が流れてくるんですよね。皆さんのYouTubeにも出てきますよね(確信)。「またこの広告やな、俺高校生やと思われてるんかな」とか感じつつも、「夏で基礎を盤石にして苦手や弱点はある程度克服しておかないと、秋以降結構シンドイのはマジだよなぁ」と思いながら毎回広告を眺めてるんですが、これ、受験生の皆さんはちゃんと正面から受け止められてますか?
この夏休み、たっぷり時間があるこの夏休みでしっかり時間をとって基礎を固めておかなければ、秋以降スムーズに演習に入ることができなくなります。
秋以降は「基礎を記憶に留めるための復習+基礎を使いこなせるようにするための演習」の構成がベストです。基礎が固まっていない状態で行う演習はあまり効果がないので、もし夏休みをだらしなく過ごして基礎固めをおろそかにしてしまえば、秋以降も引き続き基礎固めに時間を割くことになりますが、すると「じゃあ演習はいつやるねん」って話になってしまい、結構詰むっていう。
だから夏休みが明けるまでは、基礎基礎基礎です。基礎がまだ固まっていないなら、この夏はもうほぼ演習ゼロでもいいと思います。とにかく基礎基礎基礎。
基礎基礎基礎ですよ!
伸び悩む原因は基礎力にあり
「俺はもう基礎は固まってるからこの夏は過去問三昧だ!」と思っている人も、いったん立ち止まって欲しいなと思います。私は問いたい、「ほんまに基礎は盤石なんか?」と。
結構いるんですよね、点数が取れない原因を「演習が足りてないから」と決めつけちゃう人がね。これめちゃくちゃ良くないと思うんですよ。なんでかっていうと、ズバリ「伸び悩む原因は基礎力にあることが多い」からですね。
過去問を解いてみて、問題演習をやってみて、「うわあこの問題全然解けへんかったわ」と思った時。まずは「これってこんな知識があったら正解できてたんちゃうか?」と疑ってみてほしいんですよ。たぶんですけど、8割方が「これ知ってたらいけてたな」になると思います(笑)
例えば英語の長文。「この単語のこういう使い方を知ってたら、ここの文構造余裕でとれてたわ」とか、「この英熟語を知ってるだけで解決したやんこれ」みたいなケース、めちゃくちゃ多いはずですよ。これ、基礎力不足です。単語帳に掲載されている内容を本当に隅々まで覚えられているのかってところから話が始まり、そもそもその単語帳に掲載されてる内容だけで十分なのかという話にまでつながります。大学が求めるレベルが、今自分の持っている単語帳のレベルを超えているのなら、もっと知識を詰め込んでいかなきゃいけません、当然です。
例えば世界史の論述。「論述問題がなかなか書けないから、もっと論述問題を解いてアウトプットしたいです」と言ってる人をよく見かけますが、それは論述の練習が足りてないから書けないんじゃなくて、基礎力が足りてないから書けないんですよ。本当に抜け目なくインプットができていれば、論述問題で手が動かないなんてことは滅多にないと思いませんか?
基礎力はそれなりにあると思っている状態で「まだまだ基礎足りてませんよ」を突きつけられるのは、精神的にもシンドイものがあるのはわかりますが、そことしっかり向き合っていくことが重要なんです。「これは演習不足、演習を重ねれば次第に点数も伸びていく」と雑に片付けてしまうのではなく、どういった基礎知識が欠けているのかをまず疑うということをする必要があると強く思います。
というわけで今回は以上。
この夏は基礎固めです、頑張りましょう。

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