春休みはバランスを崩せ
どうも、フジです。
みなさんは普段勉強をする際に、各教科の勉強時間のバランスはきちんと気にしていますか? 特定の教科に偏った勉強をして得意不得意が顕著になるよりは、バランスよく勉強をして、どの教科も一定水準以上の学力になることを目指す方が、受験勉強的には賢いやり方ですからね。普通なら、きちんと気にすべきところです。
しかし、今は春休み。この春休みだけ、勉強時間のバランスを崩壊させてみませんか?
短期集中で丸ごとマスター
勉強時間のバランスを崩壊させるというのは、つまり、特定の教科に偏った勉強をしようということなのですが。これは長期休暇だからこそできることであり、個人的にはめちゃくちゃオススメなワザなんです。
まず受験勉強というのは、各教科で、その教科全体としての完成度を高めていく作業です。しかし、全体としての完成度を直接的に高めていくことは不可能ですよね。なので、全体を小さなまとまりに分解して、それぞれの完成度を高めていくという手法を採ることになるんです(完成度の高まった小さなまとまりを総合して見れば、全体としての完成度が高まったことになる)。
例えば数学であれば、全体を複数の単元に分解して、各単元ごとの完成度を高めていく…ということですね。当たり前のことを言ってます。
ではここで、各単元ごとの完成度を”効率よく”高めていくにはどうすればいいのかという話。
わかりますか?
正解は「当該単元を丸ごと学習する」です。
単元ごとの完成度を効率よく高めていくには、その単元を丸ごといっぺんに学習することが大切なんです。これはズバリ、その単元の全体像を掴みながら勉強をすることができるからです。単元をより細分化して学習する(丸ごと学習しない)となると、全体としてどのようなことをしているのか、それぞれの解法にどのようなつながりがあるのか等がわかりづらくなってしまうのです。
二次関数の単元。一度授業で聞いて理解はしたけど、ほとんど忘れている…という状態だとしましょう。通常通り他教科との兼ね合いを考慮しながらだと、おそらく二次関数の単元を勉強するのに数日かかってしまうわけです。1時間かけて、青チャートの二次関数の例題が1/3進む…とかそんな感じになりますかね。これって、数学でいう「単元」という最小単位(これ以上細分化できないまとまり/これ以上細かくするとわかりづらくなっちゃう限界)を、日をまたいで勉強することで無理に分割してしまっていることになるんですよ。これだと効率が悪いんです、全体像が見えづらいから。
でも、春休みならできますよね。
「今日は6時間かけて、二次関数をマスターする日にしよう」ができちゃうのが春休みです。というか、春休みのような長期休暇でしかできません。
勉強時間のバランスは後回しにして、単元をマルっとマスターしちゃいましょう。
あ、最後に注意点ですが、”他教科の勉強時間はゼロ”になるのはマズイです。最低限やらなきゃいけないことだけはやるというスタンスで、ギリギリの勉強時間は確保してください。









