模試と本番は別物!
どうもフジです。
今回は、共通テスト前に一気に増える「模試の点が全然安定しないんだけど…」「過去問ならそこそこ取れるのに、模試だと崩れる…本番大丈夫なの?」という不安に対して、それを和らげるようなお話をしようかなと思います。
受験生時代に感じた違和感
私は現役で東大文科II類に合格していますが、受験生時代の東大模試の成績は本当に微妙でした。A判定なんて影も形もなく、点数を見ても合格最低点に届いたか届いてなかったか…みたいな。それでも私はずっと「本番なら絶対に大丈夫」という奇妙な確信めいた感覚を捨てられなかったんですよね。
その理由のひとつが「模試の問題と本番の問題って質が全然違うんじゃないか」という違和感です。
東大の過去問は、どれだけ難しくても、問われている能力が明確で、構造として筋が通っている感じがありました。それに対して模試。私は模試を解いているなかで「これ何を測りたい問題なんだ?」「ただ難しくして差をつけようとしてない?」みたいな疑問を感じることが多かったんですよね。
だから私は模試がどれだけズタボロでも「これは模試の質が悪いせいで俺の実力を正しく測れていないだけなのでは?本番なら俺の実力はきちんと評価されるのでは?」と本気で思っていたんです。
まあでも当時は、この話を友達にしても「精神安定剤みたいな理屈使ってんな」「都合よく言ってるだけやん」と鼻で笑われてたんですけどね(涙)
違和感が確信に
しかしその違和感は、大学に入ってから確信に変わりました。
東大の授業に来てくれた(もちろん東大卒の)外部講師の方が「大学入試の問題はどう作られるのか」という話をしてくれたんですよ。するとその内容が、あらびっくり、受験生時代の私が感じていたこととほぼ完全に一致していました。
その方はこう言っていました。
「大学入試の問題は、長い時間をかけて複数の専門家が議論し、検証し、磨き上げて作られた“精密な評価ツール”である」「難しくするだけなら簡単。しかし、何を測りたいのかを明確化したうえで良質に難しくするには高度な専門性が必要」「模試は作問環境が全く異なるため、問題の質に揺れが生まれやすい」
これを聞いた瞬間、受験生時代にずっと抱えていた違和感が、一気に論理としてつながりました。「ああ、やっぱりそうだったんだ」と納得できました。
そしてここが今日の話の核心。この「模試と本番の質の差」という構造は、東大の二次試験に限られた話ではありません。共通テストにもそのまま当てはまるんです。
共通テスト本番の問題は、ものすごい時間をかけて作られ、形式•難度•問いの方向性が緻密に調整されます。一方で共テ模試は、限られた条件の中で年に複数回作られるため、どうしても質の揺れが生じやすい。だから、
「模試だけ点が不安定」
「模試の問題のほうが妙に読みづらい」
「過去問のほうがやりやすい」
と感じるのは、受験生の能力不足ではなく、試験の構造上の違いで説明できることが多いんです。
過去問が安定してるなら自信を持とう
結論、過去問が安定しているなら、本番でもきちんと点が取れる可能性が高いということです。
共通テスト本番は、模試よりも圧倒的に質が安定していて、測る能力も明確です。だから過去問が安定して取れている人は、本番のほうがむしろ実力を発揮しやすい。模試の乱高下に必要以上におびえる必要はないと思います。
もちろん、模試の点が低い原因がすべて問題の質にあるとは限らない、本番でも影響する弱点が露出しているだけな可能性もありますから、模試の分析は絶対に必要ですよ。ここをおろそかにしてしまうと、伸ばせる部分を取りこぼしてしまいます。でも同時に、模試の点数だけで本番の成功可能性を判断してしまうと、無駄に焦りを生んでしまう可能性もあるよって話。
過去問が安定しているという事実には、揺るぎない価値があります。努力はちゃんと蓄積されているので、模試よりもずっと公平に、丁寧に作られている本番の場合でなら、きっと点数に反映されますよ。だから、焦りすぎず、淡々と積み重ねていきましょう。
というわけで今回は以上。









