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フジ

【受験生】模試はどのくらい受けるべきか?

2025年8月18日

模試はどのくらい受けるべきか?

どうも、フジです。

「校外模試をどのくらい受けるか迷っています。いろいろと受けて復習が疎かになってしまうのも良くないなあと思いつつも、だからといって受けないというのもどうなのかと悩んでいます。」という相談を受けました。

模試をどのくらい受験するべきか。この季節に悩みがちなテーマだと思います。これについて、自分の経験も踏まえながらアドバイスさせていただこうと思います!

ひとつだけ注意点ですが、本記事では「どういう模試ならお金を払ってまで受ける価値があるか」という話はしません(わからないからです涙)。あくまで受験機会が既に存在していることを前提に、「どのくらいの模試を受けるか」、裏を返せば「どの模試ならサボった方が得か」を議論しています。

私はなんだかんだ結構受けてる

まずは私の話なんですけど、私は、学校の方で受験機会が与えられた模試は、なんだかんだで全て受験しています。私の当時の模試スケジュールは古すぎて参考にならないかなと思ったので、代わりに、私が通っていた高校の今年度の高3の模試スケジュールを貼っておきます。

  • 4/14 河合塾の「全統共通テスト模試」
  • 6/2 河合塾の「全統共通テスト模試」
  • 6/22 駿台の「東大プレ」
  • 7/7 河合塾の「全統記述模試」
  • 7/27 河合塾の「東大オープン」
  • 8/3 駿台の「東大実戦」
  • 8/4 河合塾の「全統共通テスト模試」
  • 9/1 河合塾の「全統記述模試」
  • 10/6 河合塾の「全統共通テスト模試」
  • 10/26 河合塾の「東大オープン」
  • 11/2 駿台の「東大実戦」
  • 11/10 河合塾の「全統記述模試」
  • 11/23 駿台の「東大プレ」
  • 12/1 河合塾の「全統共通テスト模試」


私が今年受験生なら、これらの模試を全部きっちり受験してたということになります。あとは、これらに加えて私は自分で申込をして「1/24-25 東進の東大本番レベル模試」を受験する…と、まぁそんなところでしょう。模試の話をするときによく槍玉に挙げられる進研模試、私も受験した記憶はありますが、どうやら高3のときは受けていないみたいですね(進研模試を受けてたのは高1高2の間だけだったのかな)。

模試を受験するメリットは?

模試をどのくらい受験すべきかの話に入る前に、まずは、前提として「模試を受けるメリット」を整理しておきましょう。

まず1つ目は「自分の今の立ち位置を知ることができる」です。偏差値や志望校判定を見ることで、全国の受験生の中で自分が今どういった位置にいるのかを客観的に把握することができます。

2つ目は「自分の弱点を克服することができる/新しい知識を得ることができる」です。模試を受けることで、どの単元が、どのような問題形式が苦手なのかがはっきりします。それを踏まえて模試を解き直し、また、参考書に立ち返って復習を行うことで、弱点を克服していくことができるでしょう。加えて、模試の解説冊子には、参考書には載っていない解法のポイントや別の角度からのアプローチが掲載されていることも多く、それらをきっちりインプットしていくことで知識の幅を広げていくことも可能です。

そして3つ目は「試験に慣れることができる」です。模試は、本番さながらの制限時間や緊張感の中で問題を解く場です。普段の勉強や過去問演習だけでは身につきにくいであろう、タイムマネジメント力や試験集中力、そして試験本番特有の雰囲気・プレッシャーに耐える力を養うことができます。

以上3点がよく言われる「模試を受けるメリット」なんですが、この3点について、メリットの大きさで順位付けをするとどうなると思いますか? やっぱり「自分の弱点を克服することができる/新しい知識を得ることができる」が1番?

「試験慣れ」がデカいと思う

私は「試験に慣れることができる」が最も大きなメリットなのかなと思います。

まず、前節で述べたメリット1つ目の「自分の立ち位置を知ることができる」というやつですが、こんなのは正直どうだっていいです。志望校が決まっている場合、今の自分がどんな立ち位置であろうと、やるべきことは変わりません(模試を受けるか否かを悩むような人はきっと志望校も定まっているはず)。志望校合格のために死に物狂いで勉強してください。

そして、メリット2つ目の「自分の弱点を克服することができる/新しい知識を得ることができる」ですが、これは「ちゃんと取り組めたら最高だよね」くらいのものなのかなと思います。今回相談してくれた方は「ここが欠けてしまうと模試を受ける意味がなくなってしまう」と思っているように感じましたが、私は「試験に慣れることができる」というメリットがある以上そんなことはないと考えます。

じゃあ「試験に慣れることができる」を最大のメリットたらしめているものは何なのか。

それは「どれだけプラスに働いているかが未知数な点」です。一度模試を受験することでどれだけ”試験慣れ”することができるのか、模試を受験して”試験慣れ”しておくことが本番で実力を最大限発揮するのにどれほど寄与するものなのか、これが全く読めないってのがポイントなんです。受験を終えた今改めて振り返ってみても、やっぱりここだけはわかりません。もしかしたら、たとえ簡単な模試であってもその一回の受験でものすごく”試験慣れ”できるのかもしれない、いかに”試験慣れ”できているかが本番のパフォーマンスを死ぬほど左右するかもしれない、だからこそ私は「試験に慣れることができる」が最大のメリットであると考えます。

結論 : 「サボった方がいい模試なんてない」

では結論。
サボった方がいい模試なんてありません。

模試をサボって捻出した時間を勉強にあてたとして、そこで得られるものなんてたかが知れているからです。共通テスト以前の時期における数時間なんてハッキリ言って誤差。二次試験直前の2月とかなら「直前に詰め込んだ内容が運良く出題された!」みたいなこともあるので話が変わってきますが、直前期でもない限りは基本的に誤差、模試をサボったことで得た数時間の勉強では差なんてつきませんし、二次試験の結果にも響きません。

それに対して「試験慣れ」は、前節でも説明しましたが、その影響は未知数。もしかしたら、大学受験で満足いく結果を残すためには欠かせないパーツな可能性もあるわけです。それを蹴って目先の数時間の勉強を取るというのはさすがに得策ではない…と私は思いますね。

「でも、模試がある日は丸一日勉強できないわけだけど、丸一日勉強しないのは良くないって言うじゃん…?」

いやいや、たとえ模試がある日でも”全く勉強できない”なんてことにはなり得ないでしょう。英単語の復習、世界史の復習、古文単語の復習…。これまでインプットしてきたアレコレを記憶に留めておくための日々のルーティン、これをきちんと回すだけの時間は十二分にあるはずです。

だから「試験慣れ」の未知数を考慮して、受けられる模試をわざわざ辞退するべきではないと私は思います。サボった方が得な模試なんてないです。

というわけで今回は以上!
リクエストありがとうございました!お返事が遅くなってしまいましたが、参考になっていれば幸いです!

フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!

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