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【高校生必見】部活を辞めた方が成績伸びるんじゃ? part1


体験記
2023年2月28日

高校生の部活動と受験

高校での部活動は受験にプラスなのか、あるいはマイナスなのか、というテーマです。

私は高校入学後サッカー部に入部したのですが、高校1年生の8月に退部し、それ以降は帰宅部として勉強に勤しみました。「勉強しないといけないけど部活が忙しくてできない、部活やめようかな...。でも 本当にやめちゃって大丈夫かな...。」といった悩みを抱える高校生の参考になればと思い、私の経験を綴っていきます。

全部自分次第

ネットでよく見る意見で「部活をやめたら成績は停滞する!」というのがありますが...

いいえ、そんなことはないです!
部活を辞めてプラスに転じるかマイナスに転じるかは全部あなた次第です

私は地方のいわゆる自称進学校出身なのですが、高校3年生の夏まで部活を続けた上で東大などの難関大学に合格している人もいますし、私のように途中で部活を辞めて成績を伸ばした人もいました。

部活をするのにもしないのにも、それぞれメリットとデメリットがありますが、結局は全部自分のやり方次第なのです。部活は続けた方がいい、あるいは辞めちゃった方がいいといったことは一概には言えない、というのを踏まえた上で読み進めてくださいね。

部活をやってて感じたこと

はじめにも述べたとおり、私は高校1年生の8月まではサッカー部で活動していました。
小学生の頃からサッカーをしていたので、特に深く考えることなく入部を決めたのですが、いざ活動が始まると大変なことが多々...。

デメリット

私は部活を辞めている身ですから、部活を続けるメリットとデメリットを比べたときに、当然私のとってはそのデメリットの方が大きかったということになります。なのでまずはデメリットから。

疲労からくる眠気

自分にとって最もマイナスに感じられたのは眠気です。

部活を終えてから帰宅すると、だいたい19時頃になっていました。普通であれば、夜ご飯を食べて勉強に取り掛かる...はずなのですが、部活の疲れがひどくて食後にしっかり寝てしまう...。部活から直接塾へ向かう日もあったのですが、こちらもまた眠い眠い。授業中一睡もしない時の方が少なかったような気がします。ウトウトして前後に揺れている私をタイムラプスで撮影した動画が、いまだにカメラロールに残っていました(笑)

勉強しなきゃと思っていても眠くてできないというのは、気持ち的にもストレスが大きかったです。
やらないといけない最低限の勉強もできていなかったので、ストレスがどうこう以前に、シンプルに勉強時間が不足してしまっていますね。話になりません。

時間の制約

続いては時間の問題です。

単純に、部活動をしている時間を勉強に割くことができたら、もっと成績は伸びるはずだと考えていました。
学校の授業が終わってから2時間ちょっと、そして帰宅後の睡眠時間。部活をやめることで増やすことのできる勉強時間は、少なく見積もっても1日3時間はありました。この3時間があれば何ができる?と考えるとワクワクが止まりませんでした。

また、決められた時間に部での活動をしなければならないというストレスもありました。
私は運動、特にサッカーが好きだったので、1日のうちのある程度の時間をそれに割くことには肯定的でした。ですが、日々放課後の16:00から18:00という固定されたスケジュールで部活動があるせいで、時間の融通を効かせづらくなってしまっているなと感じていたんです。今日はこれだけ勉強したいから運動はこのくらいでいいかな、と思っても、部活を休んだり、早退したりすることはできません。早朝に体を動かして、放課後はしっかり勉強に時間を使いたいなと思っても、部活動は16:00から18:00にせざるを得ないのです。
高校1年生の段階で少なからず感じていたこの類のストレスは、学年が上がるにつれて強くなっていくのではないかと考えました。

メリット

私が部活をやめる決断を下したタイミングでは、部活を続けるメリットはほとんど感じていませんでした。
私の退部を阻むのは、「勉強と部活を両立してる奴が偉い」という学校の風潮と、「文武両道で難関校に合格した生徒」の実績が欲しい教師陣だけだったと思います。

しかし、高校3年生になってから、部活を引退した人たちが勉強しているのを見ていて思ったことはありますね。

根気強さ!?

根気強さがすごい。

因果関係があるかどうかはわかりませんが、最後まで部活動を続けた人たちからは根気強さが感じられました。
高校3年生の時、放課後しばらくは教室で勉強し、集中が途切れたらカフェに場所を移すというスタイルをとっていたのですが、教室を出る時周りを見渡すと、最後まで部活動を続けていた人たちが大勢残っていました。「こいつらめっちゃ集中持つやん、すげぇな」と思った記憶があります。

部活動を通じて、忍耐力や集中力、自制心が身についたのか、あるいはただ切羽詰まっていただけなのか。
ただひとつ間違いないのは、彼らは部活後の睡魔に打ち勝つ力を3年かけて身につけた人であり、私は部活を辞めて睡魔から逃げる道を選んだ人である、ということでしょうか。

今回は部活を続けるメリットとデメリットでした。
次回は部活をやめるメリットとデメリットです。


この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!