超意外!こんな事業もやってるの?!JAL編
(サムネイルは羽田空港にて著者が撮影)
皆さんこんにちは。今回も、大企業が展開する意外な事業についてお話しします。(前回の記事はこちら)
今回はJALについてお話しします。
JALの簡単な歴史
まず、JALの簡単な歴史から話していきます。JALは1951年東京にて設立されました。
戦後、日本が国際社会に復帰する中、国際航空路線の開設が急務とされ、政府主導の下で設立されたのが日本航空(JAL)です。
1952年には最初の国内線として東京・大阪・福岡間などが運航され、1954年には初の国際線として東京・サンフランシスコ線が開設されました。
前回話したANAと似たような設立経緯だと感じた方も一定数いるかもしれません。
しかしANAと大きく異なる点があります。それはANAは民間主導で設立された航空会社。
JALは政府主導で設立された航空会社であることです。
その後、JALは急速に成長し、新しいジェット機の導入や世界各地への国際線の展開を進めていきました。
1970年代には冷戦時代にもかかわらず、東京・モスクワ間の定期便が開設され、東西冷戦の時代においても外交的にも重要な役割を果たしました。
しかし、2000年代に入ると、JALは経営の厳しさに直面し、2010年には経営破綻に陥りました。
ですが、国の支援もあり、2年後の2012年には再上場を果たすことができました。
そんなJALですが超意外な事業に参入しています。
(JAL)
(豊田スタジアムにて著者が撮影)
JALの手掛ける意外な事業
JALが参入している意外な事業それはJAL Agriportです。
JAL Agriportは、日本航空(JAL)と株式会社和郷が共同で始めた事業です。
成田空港のある千葉県成田市を中心とした周辺地域との協力で農業を行っています。
設立に至った大きなねらいがあります。それは近年増加している休農地を有効活用をしまた観光農園を開き人を呼ぶことで地域振興に繋げる大きなねらいがあります。
具体的には、いちごやさつまいもの栽培、田植え体験などを提供しています。
また生産された農産物をJALの輸送力を活用して、日本国内および世界中に輸出しています。
この事業の拠点は成田空港の隣にあり、国際的にも有利な立地です。
JALのターゲット顧客としては、成田に降り立つ国内線・国際線の利用客や乗り継ぎ客、首都圏に滞在する方々が想定されています。
特にいちご狩りなどの体験型プログラムが大人気です。
まとめ
このように、JALは航空会社でありながら、JAL Agriportを通じて農業産業にも参入し、地域振興を実現しています。
またJALの力とネットワークを活かして、国内外の顧客に新たな価値を提供しています。
最後までありがとうございました。
次回はヤクルトの意外な事業について特集するのでお楽しみに!